テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?を読んだ。 テクニウムとは「グローバルで大規模に相互に結ばれているテクノロジーのシステムをさすもの」としてケビン・ケリーが作った言葉である。”テクニウムはピカピカのハードウェアの範疇を超え、ありとあらゆる種類の文化、アート、社会組織、知的創造のすべてを含む言葉だ。それには手に触れることができない、ソフトウェアや法律、哲学概念なども含む。そして最も重要なことは、われわれが発明をし、より多くの道具を生み出し、それがもっと多くのテクノロジーの発明や自己を増強する結びつきを生み出すという、生成的な衝動を含んでいるということだ。”(18ページ) 本書では、複数のテクノロジーをさす場面でテクニウムという言葉を使う。例えば「テクニウムは数々のテクノロジーの発明を加速する」と使う。 ケビン・ケリーは雑誌「Wired」の創刊編集長であり、Whole Earth