スイスは2050年の気候変動目標を達成するため国民の肉の消費量を減らす方針だ。牛や豚の消費量は減るものの、鶏肉はむしろ増えている。目標達成は可能なのだろうか?
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スイスは2050年の気候変動目標を達成するため国民の肉の消費量を減らす方針だ。牛や豚の消費量は減るものの、鶏肉はむしろ増えている。目標達成は可能なのだろうか?
時計危機の真っただ中にあった1977年。ロレックス(本社・ジュネーブ)はニューヨーク中心部の建物を1500万ドルで購入した。ロンジンやオメガなどの競合他社が苦境にあえぐ中、ロレックスは時計の未来を確信していた。 そして実際、ロレックスはほぼ無傷で危機を乗り越えた。救世主となったのは伝説の自動巻きモデル「オイスター」。ロレックスの英雄物語を築いたこのモデルは、嵐の時代を生き残る命綱となった。他のメーカーは、大量生産に適さないコレクションのために傾いていった。 ロレックスは個人の成功に光を当てた広告に長けている。冷戦や当時の経済成長、「皿洗いから富豪へ」という成功物語の人気を背景に、こうした価値観は広く共感を得た。王冠をブランドロゴに携えるロレックスの快進撃はここから始まった。 二次資料に頼る 「ハンス・ウイルスドルフは、事後的にスティーブ・ジョブスに仕立て上げられた」と語るピエール・イヴ・ド
独語圏日刊紙NZZは18日配信したオピニオン記事で、日韓の過去の和解の試みはどれも短命だったとしたうえで、いずれかの国で政権交代が起きても逆戻りしないよう、協力関係の維持に尽力することが大切だと指摘しました Keystone 「原発処理水、放出開始」「日米韓3カ国首脳が会談」「笑顔トレーナー、川野恵子」「66頭の牛を襲ったクマOSO18を駆除」「北朝鮮、軍事衛星再発射」―といったトピックスが取り上げられました。 この中から今回は「原発処理水、放出開始」「日米韓3カ国首脳が会談」「笑顔トレーナー、川野恵子」をご紹介します。 「中国は見せかけの議論を展開」「韓国の批判は市民社会から」原発処理水 24日に始まった東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出は、スイス国内でも広く報じられました。メディアが主に注目したのは放出方法や影響、中国など国内外から上がる反発・不安の声です。 独語圏スイス公
※この記事はフランス語で行われた討論会ダイジェストの日本語版です。 スイスは今年、人口900万人という節目を突破すると見込まれている。直近の公式統計では、3月末時点で886万5270人だった。スイスの人口増加率は近隣諸国よりも高く、フランスの2倍、ドイツの20倍だ。 人口増加の主因は移民・難民の流入だ。スイスには年間約8万人と、ルツェルンのような中核都市の人口に匹敵する数の移民が来る。ジュネーブ大学の人口統計学者フィリップ・ワナー氏は、「スイスはヨーロッパの中心にある小さな国で経済が繁栄しており、幸福度も高い。大国に比べて人口動態の変化が大きいのは当然のことだ」と話す。外交シンクタンクForaus外部リンクの移民専門家エロディ・ゲルバー氏も、スイスの「ダイナミズムと良好な経済健全性」を反映した動きと分析する。 歴史的な人手不足 驚異的な人口増加の半面、スイスは多くの先進国と同様に歴史的な人
最新の統計によると、非永住外国人を含めたスイスの人口は893万5707人。予測を3年上回るハイペースで急増しており、今年中に900万人を突破する見通しだ。 要因は、移民の増加だ。スイスでは欧州連合(EU)との人の往来の自由などを背景に、昨年1月から6月にかけて移民が21%増加した。 次回総選挙の争点 10月に連邦議会総選挙を控えるスイスでは、人口増が争点の1つになっている。特に声高なのが第1党の国民党(SVP/UDC)で、移民の増加を「行き過ぎた流入」だとして痛烈に批判。この流れにブレーキをかけたい構えだ。 国民党のマルコ・キエザ党首は仏語圏のスイス公共放送(RTS)に対し「インフラやエネルギー供給が足りず、家賃も上昇している。管理や制御のない移民流入が原因だ」と語り、「スイスは国土が狭い。1千万人を抱える余裕はない。今の900万人ですらこの状態だ。1人当たりの所得低下が進んでいるが、それ
おすすめの記事 サイエントロジー 宗教、カルト、それともエリート企業? このコンテンツが公開されたのは、 2014/11/25 米国の新興宗教サイエントロジーがスイスで活動を始めてから既に40年。近頃はすっかり鳴りを潜めた同団体への見方は「絶対主義のエリート企業」と「実用的な宗教哲学」と二分している。スイスのサイエントロジー広報担当と、新興宗教に精通する専門家が交わした今回の対談でも、それが明らかになった。 スイスとドイツでサイエントロジーの広報を務めるユルク・シュテットラーさんにとって、サイエントロジーはれっきとした宗教団体であり決してカルトではない。「カルトという表現は反対派が団体を除外するために使う言葉だ」 一方、プロテスタント教会の情報窓口「レリンフォ(Relinfo)」のゲオルク・オットー・シュミートさんは別の意見だ。「組織の形態からすると、サイエントロジーは上下関係が徹底した企
スイスの代名詞となっている永世中立という外交政策が、過去数十年間で最大の試練に直面している。写真はスイスの国旗。ベルンの連邦議事堂で2018年12月撮影(2022年 ロイター/Denis Balibouse) [ベルン 15日 ロイター] - スイスの代名詞となっている永世中立という外交政策が、過去数十年間で最大の試練に直面している。ロシアのウクライナ侵攻を受け、スイス国防省が北大西洋条約機構(NATO)との距離を縮めようとしているからだ。 国防省の安全保障政策責任者、パエルビ・プッリ氏はロイターのインタビューで、NATO加盟国との合同軍事演習や武器弾薬の「補充」などを含め、スイスが今後採択すべき安保政策に関する選択肢を提示する報告書を策定しているところだと語った。こうした議論が行われていることは、今回のインタビューで初めて明らかになった。
事の発端は、アルゼンチンのサビーナ・フレデリック安全保障相が発した言葉だった。同氏は釈明しなければならなかった。同国では首都ブエノスアイレス近郊で2人が死亡した強盗事件を機に、犯罪率の高さや、困難な状況に陥っているアルゼンチンの刑務所が今一度話題に上っていた。 そこで、あるラジオ記者は8月30日、(治安の悪さに)怯えることなく生活したい人は移住するほかないだろうか、とフレデリック大臣に質問をぶつけた。すると大臣はこう答えた。「それはない。だが、行くとしたらスイスが良いかもしれない。スイスの方がずっと平穏なのは確かだ」。そして「でも、ずっとつまらない」と笑顔で付け加えた。 サビーナ・フレデリック安全保障相 La Nacion だが、発言した時のタイミングが悪かったのか、大臣の冗談は大きな波紋を呼んだ。国内で激しい批判が巻き上がり、辞任を求める声も上がり、アルゼンチン全体で国民的議論が勃発した
サウジ記者のジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ領事館内で殺害されてから約半年後、まれに見る国際的な一致が見られた。人権侵害でサウジ政府を厳しく糾弾する欧州連合(EU)の全加盟国と非加盟数カ国が、サウジ政府に国連特別報告者主導の捜査への協力を求める共同声明に署名するため、ジュネーブに集まっていた。だがスイスは参加を辞退した。 国際NGO「国境なき記者団(RSF)」スイス支部は、「スイスは伝統的に人権、とりわけ報道の自由や言論の自由を守る国のはずだ」(ドゥニ・マスメジャン事務局長)として、この決定を強く非難した。 だがその辞退には、国の価値観と経済的利益や長年守り続けてきた国の中立性の足並みをそろえる、スイス政府による絶妙なバランスの取れた決定が表れていると言えるだろう。スイスはいまだに、公的圧力をかけるより個別に糾弾する方を好むようだ。とはいえ、報道の自由を守るための新しい
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