鉛筆の筆は「ぴつ」と読むのに、万年筆の筆は「ひつ」なのはなぜか。 留学生が「まんねんぴつ」と言っていたので「まんねんひつ」だよと指摘したら、上のような疑問を口にした、とのこと。 書籍から正確な理由を見つけることはできませんでした。 1.『国語学大辞典』国語学会・編 1982.5 東京堂出版 には、「連濁と同様の現象で、ハ行音がパ行音にかわるものがある。「ぶっぱなす」「まっぴるま」。漢語では前要素が「ツ」「チ」「ン」で終わるとき、かなり規則的に起こる。「発表」「一片」「文法」。」との記述があります。 「えんぴつ」「まんねんひつ」どちらも「ん」に続いているため、質問の現象を解明するものではありません。 なお、『国語学大辞典』には、「新しい外来語は連濁を起こさないようだから、その力は衰えていると見られる。」との記述もあり、これが関係しそうではありますが、解明には至りませんでした。 2.『日本語の