7月23日の開会式まで、既に3カ月を切っている「東京2020オリンピック」。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大は終息するどころか第4波の到来を示しており、地域によって「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」が取られている状況です。 ねとらぼ調査隊では4月28日から「東京2020オリンピックは予定通りに開催すべき?」というテーマでアンケートと意見募集を実施しており、約2日が経過した現在までに440票/395件のコメントが集まっています。
「NO MUSIC NO LIFE」といった宣伝文句もあるくらい、音楽は人類にとって不可欠の芸術だ。だが、音楽が人の生を奪う現場で活用されることもある。ナチスのアウシュビッツ強制収容所などでの事例を研究した歴史学者が、その不穏な調べを紹介する。 1943年12月、20歳のルツ・エリアスは、家畜運搬車でアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所に到着した。 彼女が割り当てられたのは、「ブロック6」のバラックだった。そこには、若い女性たちと男性捕虜の楽団員たちが収容されていた。 その楽団は、バイオリン奏者、クラリネット奏者、アコーディオン奏者、打楽器奏者のアンサンブルで、捕虜たちが日課の強制労働に向けて隊列行進するときはもちろん、むち打ち刑に処されるあいだも演奏させられた。 ナチス親衛隊(SS)の気まぐれで、楽団が即興演奏させられることもあった。エリアスは、戦後のインタビューのなかで、酔っ払ったSS
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