国土防衛のための医療に国全体で取り組むことが求められる現在、自衛隊の医療の現状はとても悲惨な事態にあるという。その一つに挙げられるのが救急品の拙さだ。世界と比べた自衛隊の個人携行救急品の真実を紹介する。 【関連書籍】『「自衛隊医療」現場の真実 - 今のままでは「助けられる命」を救えない -』 自衛隊員の生命は危機に瀕している組織というものは大きければ大きいほど、さまざまな理由を考えては問題解決を先延ばしにしたり、できない理由、やらない根拠を挙げるものだ。だが救急救命士や看護師の教育、訓練に関しては、隊員の生命に直結する大問題である。 2015年10月1日、厚生労働省医政局看護課長通知「看護師等が行う診療の補助行為及びその研修の推進について」が出された。これにより「防衛省・自衛隊の第一線救護における適確な救命に関する検討会」への疑問の声が出た。 通知には、看護師及び准看護師は、診療の補助行為
![自衛隊員の個人携行救急品のお粗末さ…キルギスやスリランカ以下、1カ所の銃創の止血すらできない隊員の命を脅かすともいえる装備(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bfd3fd6a4ad25da32484b2863f2c60f1ecd70ae8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Famd-img%2F20230902-00010002-shueisha-000-1-view.jpg%3Fexp%3D10800)