関連トピックスNEC無農薬でイチゴを育てているビニールハウス。この技術をインドに輸出する=宮城県山元町、NEC提供 NECは、インドの農村でビニールハウスを使ったイチゴ栽培を始める。日本の甘い品種を無農薬で栽培し、現地のレストランなどに高値で売る。雇用を生み出すとともに、収益をもとにITを使った教育システムなど、NECの製品を普及させたいとしている。 津波で被災した宮城県山元町の農地でイチゴを水耕栽培しているNPOの「GRA」と協力。今年9月から、インドのプネ農業大学で試験栽培を始める。来年からは二つの農村に100平方メートル程度のハウスを建てて貧困層の主婦ら50人を雇い、日本から持ち込んだ苗を無農薬で育てる。 村ごとにハウスを運営する組合を作り、NECの現地法人が運営。順次、インド各地に拡大する。日本生まれの甘いイチゴは珍しいうえ、現地では農薬の過剰使用が社会問題になっているため、