概要 sedは、入力ストリームに対して様々なテキスト変換をおこなう、ストリームエディタです。 cut, grep, trといった基本的なフィルタコマンドと比較して、柔軟なテキスト処理が可能です。 このsedの機能の1つとして、パターンスペース・ホールドスペースがあります。 高度なテキスト処理が可能になる反面、パターンスペース・ホールドスペースは、動作が理解し辛いという難点があります。 ですが、sedのパターンスペース・ホールドスペースの動作を丁寧に解説した記事は、私が探した限りでは見つかりませんでした。 そこで、sedを深く学ぶ方への助けとして、また私自身の復習として、sedのパターンスペース・ホールドスペースの動作を、記事としてまとめました。 本記事では、sedのパターンスペース・ホールドスペースの動作を、図示して解説します。 実行環境 Arch Linux 4.8.8-2-ARCH G