北海道と本州を結ぶJR津軽海峡線の青函トンネル(約54キロ)で3日、函館発新青森行き特急「スーパー白鳥34号」(6両編成)の車両から火花が出て発煙した事故で、乗客124人はトンネル内を2・4キロ歩き、ケーブルカーで地上に逃れた。脱出完了まで5時間半余り。1988年の青函トンネル開業以来初の脱出劇は、乗客らの落ち着いた対応がパニックを防いだ。 ギュギュギュ――。特急が急停車したのは午後5時15分ごろだった。火花が出た前から2両目の5号車に乗っていた青森市の女性(73)は「白い煙が出てきた。焦げ臭いにおいもした」。同じ車両の男性は「白い煙が充満し、むせるぐらいだった」と話した。 「乗客のみなさん、1号車に移ってください」 車掌が車内放送で、5号車から最も離れた最後尾へと乗客を誘導。乗降口にはしごがかけられ、乗客は荷物を車内に残して降りた。地上への避難設備のある旧竜飛(たっぴ)海底駅をめざし、備
今から2年前の2012年の6月20日、レンタルサーバー会社のファーストサーバは、大規模な顧客データの消失事故を引き起こした。あのときなにが起こったか? ファーストサーバのさまざまな部門の担当に、当時の状態を振り返ってもらった。 ファーストサーバは今も変わらずビジネスを展開している ファーストサーバの顧客データ消失事故に関するドキュメンタリーを書きたいと思った。事故の原因究明や責任の所在を明らかにするのではなく、当事者の話を積み上げていくような記事が書きたいと思った。 そして、今回ファーストサーバの全面的な協力により、事故当時から現場を統率してきた現代表取締役社長の村竹昌人氏をはじめ、営業、開発、運用、マーケティング、広報、サポート、管理など各部門の担当者に話を聞くことができた(以下、敬称略・役職は現職)。 事故から2年間の間、ファーストサーバはひたすら事故の影響を受けたユーザーへの対応と再
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