ブックマーク / po-l.hatenablog.com (10)

  • 拉致されて連れて行かれた場所で PARTⅠ - 証券会社で働いて居ます

    ~ クラスメイト ~ ターゲット発見…… 今日も私は カバンから出した特殊警棒を伸ばしつつ…… 女の背後に忍び寄り 後頭部を強めに一発……… と… その寸前 黒いスーツの男に手首を掴まれた…… いったい何故… てゆーかコイツ…… 何処から出て来た?……… 鼻に一発入れて逃げようと思ったら 顎に強い衝撃を感じ 一瞬視界が歪んだ後 歪んだ視界の周りから 無数の黒い髪の毛のようなものが 中心に向かって浸して来た……… 視界が真っ黒になる寸前 私の瞳に映って居たのは 後ろから羽交い締めにされた藤子の 淡い 水色の左目だった……………… あれからどれくらいの時間が経過したのだろう…… いろんな音や声が入り交じる 騒がしい場所で薄目を開ける私…… 軀の自由は利かず すぐに今 自分の軀に何が起こって居るのかは解った…… 薄目を開けたその先には 私と同じ状況の藤子が居たので 申し訳無いな…… 私の不注意

    拉致されて連れて行かれた場所で PARTⅠ - 証券会社で働いて居ます
    ot_nail
    ot_nail 2024/07/12
  • ライバル会社に潜入したら №2 - 証券会社で働いて居ます

    ~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 私はライバル会社のエントランスで………… 刺青全開の太い腕で首を掴まれ 壁に押しつけられて居た………… さすが直参…… セキュリティ ハンパ無い………… 私は空気に溶け込めるよう全裸で… 尚且つ 怪しまれないよう…… まるで自分が この会社の従業員で在るかのように…… 正面入り口から 堂々と侵入した……………… 普通に考えれば…… これで見つかる訳が無い………… この時の私は…… 誰の目にも止まるはずのない 空気のような存在だったはずなのだから……………… ……………… にもかかわらず……… 私は社内に一歩足を踏み入れた瞬間…… 「オイ!! なんじゃぁわれぇ!!!」 という声と共に… 刺青全開の大男に首を掴まれ あまつさえ 壁に押しつけられたので在る……………… 目立たないよう 抜き身で所持していた 刃渡り60㎝ほどの 鉈を持って居た左手首も… 私の首を掴

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    ot_nail 2024/07/04
  • おしえてあげる - 証券会社で働いて居ます

    ~ 自分の部屋で 酒森 ~ 「ねえ…… もう一粒…… 使う?……」 「え?! 良いんですか? 嬉しいです」 「ねえ…」 「はい?」 「手伝おーか?…」 「あ… でも…… あの… 今回は…… 今回は独りで…… 独りで殺ってみたいんです…… センパイ…… ごめんなさい……」 「あやまらなくて良いよ? 頑張りな………」 「はい…… ………… え? センパイ…… ……………… 泣いてる?……」 「ああ…… 気にしないで…… こんなに離れて居るのにね……」 「換気扇… 強にしてみますね……」 「ひとつだけ…… 聞いてくれる?……」 「はい?」 「刃は真下に落としても切れないの…… それは潰して居るだけ…… 刃はね… スライドさせたとき 初めて切ることが出来るんだよ……」 「センパイ……」 「ん?」 「あの… あの…ちょっとだけ…… ちょっとだけ近くで…… 見てもらっても… 良いですか?……」 「良い

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    ot_nail 2024/03/01
  • アナクロニズム - 証券会社で働いて居ます

    [前回までの粗筋] 自部署上司の言うことは意外と素直に聞く鋳鷹…… 社に赴くんだからちゃんと髪を纏めろと注意されたたので…… 「あれ?…… 鋳鷹どうしたの?? 眼鏡してないじゃん???」 「え?…… そっちスか?……」 TO BE COMUGIKO

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    ot_nail 2024/02/16
  • そして私は包丁を振り上げた - 証券会社で働いて居ます

    ~ 心の中で 酒森 ~ 目が覚めて…… 琺瑯鍋の 蓋を開けた………… すつかり仕上がって居り その香りに うっとりした………… 鯖戸先輩が目を覚ます前に 会社の同僚経由で知り合った 近所のおばあちゃんの畑へ 野菜をもらいに行った…… 琺瑯鍋に 隙間が出来て居たので 菊芋とピーマンとハーブを追い…… 玉(GYOKU)も落としてから ストーブに火をつけた…… 鯖戸先輩も私も 今日は宿直の振替休日で 仕事はお休みだった………… サラダの用意はいつも通り 鯖戸先輩がしてくれた………… いつもと変わらない 幸せな光景だった………… でも 私の決心が 揺らぐことは………… 無かった………… 元は私が始めたことだ…… 自分で始めたことは 自分で責任を取らなければならない………… それが…… 私の考え方だった………… わたしの手で…… 今夜わたしの手で… 全てを…終わりにするのだ………… 鯖戸先輩は それ

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    ot_nail 2024/01/13
  • 私の部屋で後輩と二人きりの夜 - 証券会社で働いて居ます

    ~ 私の部屋で 酒森 ~ 「教えてあげるから…… こっち来なよ…………」 「あの… でも…… わ…私なんか…… イ…イヤじゃないですか?……」 「イヤだったら…… 部屋呼ばないから…… 先ずは服を脱がせてから 洗ってあげるね……」 「玉葱の服脱がせるのって…… 結構面倒なんですね…………」 「そうね… でもここからは簡単よ…… それじゃあ…… 入れるね……」 「え??ウソ…… そんな大きいの入れちゃうんですか??!!」 「私も初めてのとき 自分で殺っときながら 大き過ぎるよ…… って思ったんだけど…… 裏から隠し包丁入れて在るから大丈夫… まあ見てなよ……」 「うわあ…… なんか…… 何て言うか…… メランコリックな感じ…………」 「フフ…… 出来たよ……」 「素敵……」 「今夜はもう一人の恋人も乗せるわ………」 「先輩葱も好きですよね……」 「どう?……」 「こんなに甘くなるなんて ビッ

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    ot_nail 2024/01/08
  • 気持ち悪いけど最高のバーテンダー - 証券会社で働いて居ます

    ~ 心の中で 鯖戸 ~ 私は今日出張だった…… 出張先から直帰の予定だったが 途中会社に寄った…… 今夜も酒森の住処に転がり込んで 一緒にこんこん煮を殺りながら呑みたかったからだ……… 今日酒森は出張だった私の代わりに 解体室で働いて居る…… 解体室に行くと酒森が居た…… 浮かない顔をして居るので どうしたか尋ねると…… 東雲坂田鮫が手伝ってくれたので 解体室での仕事自体は終わったのだが 別件で急遽宿直になってしまったという…… じゃあまた明日にでも…… そう言いかけたら酒森は私に自分の居住処の鍵を渡して 今夜は一人でべて その代わり新しい具材を追い 火入れして毛布で巻いておいて欲しいと言う…… こんこん煮に使って居る琺瑯の鍋は 重過ぎて冷蔵庫に入れられ無いので常温管理…… その為一日一回は火入れしないと心配なのだと言う…… 家主の居ない住処へ単独で立ち入るのは気が引けたが 酒森がどうし

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    ot_nail
    ot_nail 2024/01/06
  • 美味しくて愉しい時間と空間の現在地 - 証券会社で働いて居ます

    ~ 心の中で 鯖戸 ~ 何故か全然飽きない………… 似たような具材を 唯ひたすら…… その隙間をこじ開けて 追って行く………… 見た目は正直…… アンニュイ&メランコリック………… それなのに美味しさは日に日に深まる………… この日もサラダは私がつくった…… つくったと言っても…… 唯切ったり千切ったりしただけだけど…… 三日目のこんこん煮………… 初日から煮込まれた 茹で卵は…… かなり烏賊化して来て居る………… 君が好きだ………… ひたすらべ続け…… 琺瑯のお鍋に遊びが出来ないよう…… ひたすら具材を追い続ける酒森………… こんこん煮と甘いもの………… お酒と甘い言葉………… この無限ループは 誰かに教えて貰わなくても…… たぶんDNAに組み込まれてる………… 酒森が大晦日に100個つくった稲荷はもう残り僅か…… バーテンダーに貰ったケーキもこれで終わり………… 若しかしたら今……

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    ot_nail
    ot_nail 2024/01/03
  • 年末年始の過ごし方?! - 証券会社で働いて居ます

    ~ 心の中で 鯖戸 ~ 大晦日の夜に 酒森の住処に上がり込んで 意外と 女子力高いじゃん…… って 思った…… 誰かと一緒に 料理したり 今まで したこと無かったし…… 特に稲荷や…… バターサンドクッキーなんて 私にとっては 未知の領域だった………… 初詣の後羽根つきして遊んでから 事にしよう……ってなった………… カクテルやサラダは私がつくった…… 行きつけのバーテンダーの殺りくちを真似たけど…… 所詮素人……見た目は微妙………… だけど酒森は 喜んでくれた…… クラクラする…… 二人で…… かなり大量に呑んだけど…… このクラクラが 呑酒起因で無いということは………… 明白だった………… お正月らしい…… お正月………… 一般的にはどうなのかは 解らないけれど…… 今思うのは 大晦日の晩に 酒森に逢いに来て良かった…… そう…… それだった………… 根菜や蒟蒻をこんこんと煮続ける鍋

    年末年始の過ごし方?! - 証券会社で働いて居ます
    ot_nail
    ot_nail 2024/01/02
  • 見た目より食べる女性?! - 証券会社で働いて居ます

    ~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ…… バーテンダー………… この柑橘って… なんてーの?…………」 「KITAMURA ORANGE といいます」 「滅茶苦茶旨いじゃん…… 酸味がしっかりしてるのに甘味も乗って バランスが良いからスルスルべ続けちゃう…………」 「べるのは勿論ですが カクテルに用いたとき この柑橘は領を発揮します…… ……どうぞ……」 「良い香り…… てーか…… ゴメン…バーテンダー………… これ… また今回も…… トマトじゃ無くない?…………」 「何故そんなことを思うんです?」 「いや…… べつに良いんだけど…………」 「棕櫚さん…… こうすればどうです? 気にならなくなったんじゃ在りませんか?」 「いや…… トマトの森に紛れ込ませるという行為は………… 逆に対比のチャンスを与えてしまうとということなんじゃ……… てゆーか…… 旨………… ねえバーテンダー これ凄く旨

    見た目より食べる女性?! - 証券会社で働いて居ます
    ot_nail
    ot_nail 2023/12/31
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