ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (87)

  • イタリアに続きフィリピンも、中国「一帯一路構想」を離脱する意向

    中国は最初の触れ込みほど参加国への投資に積極的ではない上、南シナ海での横暴は目に余る。そんな中国に頼らなくてもアメリカや日が助けてくれる、とフィリピン政府は考えた> フィリピン政府は、国内の主要な3件の鉄道建設プロジェクトについて、中国からの資金援助を白紙に戻す意向を公式に示した。領有権問題などで両国の関係がぎくしゃくしていることが背景にあるが、フィリピン政府はアメリカや日が主導する機関など、中国以外からの支援が確保できると自信を持っている。 <動画>緊迫!南シナ海で中国船に囲まれたフィリピン船 今回の発表は、中国が第3回「一帯一路」フォーラムを10月17日〜18日にかけて華々しく開催してから数週間後というタイミングで行なわれた。中国は、10周年を迎えた1兆ドル規模のこの国際インフラ投資構想(一帯一路)について、かつて中国を遠方の地域と結んでいた陸と海のシルクロードの現代版だと喧伝し

    イタリアに続きフィリピンも、中国「一帯一路構想」を離脱する意向
  • 「アルツハイマー型認知症は腸内細菌を通じて伝染する」とラット実験で実証される

    認知症患者は2050年までに1億3900万人に達する見込み(写真はイメージです) Kateryna Kon-Shutterstock <アイルランドUCCの研究チームによるアルツハイマー病患者の糞便を健康なラットに移植するという実験で、「アルツハイマー病が糞便を介して他の個体に伝染する」可能性が示された。この研究は、新しい治療法の開発にどのような知見を与えるのか> 日における65歳以上の高齢者の割合は、9月15日時点の推計で3623万人です。総人口に占める割合は29.1%で、過去最高となりました。 超高齢社会と切り離すことのできない問題が認知症です。2022年の国民生活基礎調査(厚生労働省)によると、介護保険制度で要介護者と認定された原因は「認知症」が16.6%と最も多くなっています。25年には高齢者の5人に1人、約700万人が認知症になるという予想もあります。 とりわけ、アルツハイマー

    「アルツハイマー型認知症は腸内細菌を通じて伝染する」とラット実験で実証される
  • いまアメリカでこれだけパレスチナ支持が広がる深刻な理由

    <ハマスの奇襲攻撃はイスラエルにとっての「9.11」だった、はず......それなのに、イスラエル寄りのアメリカでパレスチナ支持が広がる背景とは> ハーバード大学やコロンビア大学など、米名門大学の一部学生がパレスチナへの支持を表明したことが、深刻な分断をもたらしている。学生たちの行動をきっかけに、大学への寄付を取りやめる大口寄付者も相次いでいる。 寄付者たちは、大学当局が反ユダヤ主義を黙認し、テロを支持する主張を許容していると考えて、怒りをたぎらせているのだ。いわば「イスラエル版9.11テロ」のような出来事の後、野蛮な斬首やレイプ、赤ちゃんや高齢者の惨殺を正当化するなど言語道断だ、というわけだ。 しかし、学生たちの反応は意外なものではない。2001年の9.11テロ直後、パレスチナに共感する人は16%だったのに対し、イスラエルに共感する人はその3倍を超えていた。この点では、共和党支持者も民主

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  • イスラエル・ハマス軍事衝突へのアメリカの反応はかなりバラバラ

    <直前にイランの60億ドルの資産凍結を解除したバイデンの判断が政権の失点となる可能性も> パレスチナのガザ地区を実効支配している武装集団ハマスは、現地時間の7日土曜に突如、イスラエルに対して大規模な攻撃を仕掛けました。数千発といわれるミサイルの「飽和攻撃」でイスラエルの迎撃システム「アイアンドーム」を圧倒。更に両者の戦闘史上始めて軽飛行機などで国境を突破してイスラエル領内で破壊活動を実施。これに加えて約150人と言われる民間人を誘拐するという行動に出ています。 稿の時点では、イスラエルがガザ地区への大規模な空爆で報復するともに、地上軍を投入して侵攻された領土の奪還を進めています。犠牲者は双方合わせて2000人を超える勢いです。 このニュースですが、アメリカでは発生以来最大限の扱いになっています。CNNやFOXニュースなど、ニュース専門局はほぼこのニュースを中心に延々と報道を続けています。

    イスラエル・ハマス軍事衝突へのアメリカの反応はかなりバラバラ
  • NATO加盟を断念すれば領土はウクライナに返す──ロシアは今そう言ったのか?

    ラブロフ(写真)が話した内容はプーチンも了解済みのはずだが(国連総会後の記者会見で。9月23日) REUTERS/Eduardo Munoz 【動画】慣れていない? エジプト大統領に待たされ、プーチンが所在なく部屋をうろつくシーン <ロシアのラブロフ外相はウクライナが中立国に留まれば、戦争を終わらせる可能性を示唆。だが、曖昧過ぎるその内容に臆測が飛び交っている> ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は23日、重要な条件が満たされれば、ロシアウクライナとの戦争終結に同意する可能性を示唆した。 ラブロフはニューヨークの国連部で行われた記者会見で、ウクライナNATOに参加しないと約束すれば、ロシアは侵攻前のウクライナの国境を承認してもいいと言ったかに見えた。 Surprise, surprise! Russia recognizes the territorial integrity of Uk

    NATO加盟を断念すれば領土はウクライナに返す──ロシアは今そう言ったのか?
  • ロシア旅客機がシベリアの原野に緊急着陸...ロシアの空で、深刻なトラブルが頻発している理由とは?

    <エアバス機やボーイング機をリースしながら返還に応じないロシア。こうした機体が今、飛行中に次々と深刻なトラブルを起こしている> ロシアで、航空機が緊急着陸するなどのトラブルが相次いでいる。9月12日には、シベリアのノボシビルスク州で国内線旅客機が緊急着陸する事態が発生した。背景には西側諸国からの経済制裁があると見られるが、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアの航空産業の強化を呼びかけている。 ■【動画】シベリアの原野に緊急着陸したロシア旅客機...緊迫した現場の様子 ロシアは高水準の航空機製造技術を持っているが、ウクライナへの侵攻を理由に制裁を科せられているため、国内航空会社が保有するエアバス機やボーイング機の予備の部品が不足している。その影響か、ロシアではこの数カ月、航空機の緊急着陸が複数発生している。 テレグラム上にあるロシアのネットメディア「Baza」のチャンネルによれば、

    ロシア旅客機がシベリアの原野に緊急着陸...ロシアの空で、深刻なトラブルが頻発している理由とは?
  • 校舎が崩壊、医療サービスは1年以上の待ち、国内最大の自治体が自己破産...英国、債務危機の深刻すぎる現状

    校舎が崩壊、医療サービスは1年以上の待ち、国内最大の自治体が自己破産...英国、債務危機の深刻すぎる現状 <欧州最大の地方自治体バーミンガムの市議会が「事実上の自己破産」を表明。国家的な財政危機がイギリスを襲っている> [ロンドン発]英国最大の自治体バーミンガム(イングランド中部、人口約115万人)で財政危機が明らかになった。バーミンガム市議会は女性職員からの同一賃金請求の和解金として最大7億6000万ポンド(約1400億円)を請求され、弱者保護と法定サービスを除くすべての新規支出を直ちに停止すると宣言した。「事実上の自己破産」である。 中央議会では野党の労働党が運営するバーミンガム市議会は、101人の議員で構成される欧州最大の地方自治体。和解金の支払いは38億ポンド(約7000億円)の予算を逼迫させる。ここ数カ月、同市議会は財政管理と同一賃金を巡って話し合いを続けてきた。保守党は「労働党

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  • 上野千鶴子、性差別論が中国で爆発的ブーム...「おひとりさま」に共感も

    中国で「上野ブーム」が巻き起こったきっかけは? 誌「世界が尊敬する日人100」特集より> 村上春樹や東野圭吾など中国で人気の日人作家は多いが、新たに上野千鶴子がその1人に加わった。2022年に7冊、23年(7月末時点)は新訳を含め8冊もの翻訳書が出版されており、累計発行部数は70万部を超えたと報じられている。 「爆紅(爆発的人気)」とまで言われる中国の上野ブーム、きっかけとなったのは19年の東京大学入学式の祝辞だ。大学にも社会にもあからさまな性差別が横行しているとの指摘は、中国でも大きな反響を呼んだ。 17年にアメリカから始まった、セクハラや性差別を告発する#MeToo運動は中国でも広がりを見せたが、中国共産党は「西側敵対勢力による分断工作」として取り締まる姿勢を示している。こうしたなか、主に日の問題を指摘しているため検閲を擦り抜け出版を許されている上野の著作は、フェミニズムに共

    上野千鶴子、性差別論が中国で爆発的ブーム...「おひとりさま」に共感も
  • 独裁政治、なのに「豊かで幸福」な国が続々...カンボジア選挙が示した民主主義の「不都合な真実」

    <不公正な選挙を経てフン・センから息子マネットへの権力世襲が行われたカンボジアだが、国民は圧政で貧困にあえいでいるわけではない> カンボジアで総選挙が行われ、与党が圧勝。フン・セン首相は辞任を表明し、息子のフン・マネット氏(写真)に首相の座を譲ることになった。今回も野党を徹底的に弾圧して実施された不公正な選挙であり、北朝鮮さながらの権力世襲化が行われた。ではカンボジア国民が独裁者による圧政で貧困にあえいでいるのかというと、そうではない。 長く続いた内戦の影響で、東南アジアのなかでは貧しい部類に入るものの、同国の成長率は極めて高く、過去20年間の平均GDP成長率(実質)は6.7%もある。特に近年はIT化が進み、国内経済は目覚ましい発展ぶりだ。 フン・セン氏は、内政面では独裁的な統治を行う一方、ビジネスに親和的で経済は活発である。欧米各国からは独裁政権と批判されているものの、中国の力を借りるこ

    独裁政治、なのに「豊かで幸福」な国が続々...カンボジア選挙が示した民主主義の「不都合な真実」
  • 「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシア「最新型」戦車を破壊する映像...ウクライナが公開

    「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシア「最新型」戦車を破壊する映像...ウクライナが公開 <ウクライナが、安価なドローンの攻撃でロシア最新戦車を破壊したと動画付きで発表。戦場におけるドローンの重要性は高まり続けている> ウクライナ政府は、ウクライナ軍のドローンがロシア軍の最新戦車T-90を攻撃し、さらにロシア軍による戦車の回収も阻止したと発表した。このときの模様としてウクライナ側はドローンがT-90戦車を攻撃する瞬間の映像を公開しており、安価なドローンが大きな戦果を上げていることについて「これが現代の戦争の形だ」とコメントしている。 ■【動画】ウクライナによるドローン攻撃により、ロシアT-90戦車が爆撃を受ける瞬間の映像 ウクライナ国防省は7月12日、ソーシャルメディアへの投稿の中で、「第24機械化旅団の『ラログ』攻撃用ドローン中隊がロシア軍の最新型戦車『T-90』に打撃をも

    「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシア「最新型」戦車を破壊する映像...ウクライナが公開
  • ヤマハとカワイ...「日本製ピアノ」が世界の舞台で愛される理由とは?

    21年のショパンコンクールでは、イタリアの新興メーカーであるファツィオリのピアノを弾いたブルース・リウが優勝した NIFC GRZEDZINSKI <世界の名だたるピアノメーカーの主戦場に日のヤマハとカワイも挑む。2人の創業者のDNAを引き継ぐピアノが、世界のコンクールと家庭でその音色を響かせるまで> 日人にとって、昔から身近な楽器であるピアノ。そのピアノが近年、世界で進化を続けている。中でも大きな位置を占めるのが日の二大メーカーだ。 ピアノの歴史をひもとくと、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが生きた17~18世紀には現在のようなピアノは存在せず、オルガンやチェンバロしかなかった。 格的にピアノで作曲をする音楽家、例えばフランツ・シューベルトなどが登場するのは19世紀になってからだ。 19世紀当時、ウィーン周辺にはピアノ工房が林立していて、さながらカオス状態だった。そんな中からオース

    ヤマハとカワイ...「日本製ピアノ」が世界の舞台で愛される理由とは?
  • 「古代のガラクタ」「戦車が尽きた」...ロシア軍、ソ連時代の戦車を戦場に送りだす動画が話題に

    ウクライナで4000台以上の戦車を失ったとも言われるロシアだが、いよいよ第2次大戦の主力戦車に頼らざるを得ない状況なのか> ロシアの古い戦車の一群が戦場に向けて列車で移送されているのを見ながら、地元住民たちが噂話をしていると思われる動画がツイッターに投稿された。列車に載せられているのはT-55戦車で、撮影場所はロシア南西部にあるヴォロネジ州の州都ヴォロネジだという。 ■【動画】「マンモス並みの古代兵器」「変な色」...ソ連時代の戦車が輸送されていく様子 投稿したのは、エストニア人軍事ブロガーの「Dmitri」(アカウント名@wartranslated)。T-55は、ソビエト連邦時代に開発された、第2次大戦後の主力戦車だ。ウクライナの軍関係者が6月に明かしたところによると、2022年2月24日にウクライナ戦争が始まって以来、ロシアは4000台以上の戦車を失っているという。 動画では、ヴォロ

    「古代のガラクタ」「戦車が尽きた」...ロシア軍、ソ連時代の戦車を戦場に送りだす動画が話題に
  • 戦争中なのにクリミア大橋が観光客で大渋滞 ロシア軍の足を引っ張る

    クリミアは戦場なのになぜ、ロシア人はのんきに遊びにくるのか(写真は2019年、海岸保養地のエウパトリヤ) Alexey Pavlishak-REUTERS <ウクライナが奪還を誓うクリミア半島に、押し寄せるロシア人観光客のせいでロシア軍は戦争遂行に必要な交通連絡線が確保できなくなっている> <動画>ウクライナ特殊部隊、ロシア軍の塹壕で「敵10人を殺害した」映像を公開 クリミア半島とロシア土を結ぶクリミア大橋で、避暑に向かうロシア人観光客が交通渋滞を引き起こしている。ウラジーミル・プーチン大統領は、観光客を迂回させるよう地方当局者に命じたという。 ワシントンのシンクタンク「戦争研究所(ISW)」によれば、ロシア土から2014年にプーチンが併合したクリミア半島に訪れる観光客が夏の旅行シーズンに入って爆発的に増え、ロシアにとって「最も重要な前線と後方を結ぶ交通路」に渋滞を引き起こしている。

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  • 地方都市の「AIぼったくり駐車場」が全国的な「お上への反発」に発展した理由(中国)

    <無断駐車するのと同じ感覚で合法的に駐車場を使えるという、まさにスマートなシステムだったが、裁判所と運営企業が提携。中国ならではの「制度」が組み合わさって......> ぼったくり駐車料金! 最近、中国でバズった言葉だ。繁華街や観光地の駐車場料金がビビるほど高くて泣きそうに、という話だったら日でも普通にある話だが、「世界最先端の監視国家」中国は一味違う。 昔ながらの「権力の濫用」と最先端のテクノロジーが悪魔合体することで、ちょっと奇妙なB級ニュースに仕上がっている。 事件の舞台となったのは広西チワン族自治区南寧市。5月23日、市長は記者会見を開き、ぼったくり駐車場料金について謝罪し、政府関係者ら5人の職務停止処分を発表した。 問題となったのはスマート駐車場システムだ。路肩に白線を引いただけの駐車スポットがある。メーターなどは設置されておらず、AI監視カメラが駐車した車の番号と駐車時間を記

    地方都市の「AIぼったくり駐車場」が全国的な「お上への反発」に発展した理由(中国)
  • 元ドイツ空軍パイロットは中国で何をしているのか? 大スキャンダルの背景にある「中国軽視」

    <昨年の英軍に続き、独軍の元パイロットが中国空軍に戦術や機密情報を漏らした疑惑が発覚。かつて米軍パイロットが中国に空母着陸技術を教示したことで起訴されているが...> ドイツ空軍と中国空軍の間には、長い協力の歴史がある。ナチス・ドイツは1930年代、中国(当時は国民党率いる中華民国)に軍事顧問を派遣し、毛沢東率いる共産党軍と日軍という2つの敵と戦う政府軍の空軍創設と訓練に協力した。 それでも今年6月2日、独シュピーゲル誌に掲載された「元ドイツ空軍パイロットは中国で何をしているのか」という記事は衝撃的だった。かつてドイツ空軍で戦闘機を操縦していた数人の元軍人が、10年ほど前から中国空軍の訓練に協力しているというのだ。 シュピーゲルは「彼らが軍事的な専門知識や戦術上の機密情報を(中国空軍に)伝えたり、台湾侵攻などのシナリオで訓練したりしている可能性は非常に高い」というドイツ安全保障当局者のコ

    元ドイツ空軍パイロットは中国で何をしているのか? 大スキャンダルの背景にある「中国軽視」
  • 日本は「非魅力的」な旅行先...海外の超富裕層がガッカリする理由とは?

    <日には外国人観光客を楽しませる観光地は多い。だが超富裕層が「カネを落とせない」事態に陥っているのが現状だ> 日もついに「コロナ後」となったせいか、海外ミュージシャンのコンサートの波が押し寄せている。同時に仕事ではなく日に遊びに来る有名人も多く、京都や有名ラーメン店での写真などがSNSに載っている。有名外国人にとって日は、仕事の場としての経済大国だけでなく、遊びに来るのにも魅力的な国になってきたのかもしれない。 そんな様子を見ると皆さんは、日には外国人を楽しませる観光地や遊び場がたくさんあると思われるかもしれない。確かに神社仏閣は見どころが多いし、飲店のレベルも高く、ショッピングにも困らない。だが、私の知っている外国人観光客の多くは、観光地以外の遊び場が少ないと言う。特に大人が遊びに行く場所がない。 少し前まで日人の海外旅行はパッケージ旅行が中心で、朝から分単位で予定が詰め込

    日本は「非魅力的」な旅行先...海外の超富裕層がガッカリする理由とは?
  • ロシアの「竜の歯」、ウクライナ「反転攻勢」を阻止できず...チャレンジャー2戦車があっさり突破する映像を公開

    ロシアの「竜の歯」、ウクライナ「反転攻勢」を阻止できず...チャレンジャー2戦車があっさり突破する映像を公開 <間近に迫っているとも言われるウクライナによる反転攻勢に備え、ロシア軍は占領地域に防御用障害物「竜の歯」などを設置している> ロシア軍は、ウクライナ国内の占領地域に戦車などの進軍をい止めるための防御用障害物「竜の歯」を設置している。だが近いうちにウクライナが反転攻勢に打って出ると言われる今、その障害物も実際にはほとんど効果がないかもしれない。ツイッターには、ウクライナ軍の戦車が「竜の歯」をやすやすと突破する様子を捉えた動画が投稿されている。 ■【動画】ロシアの「竜の歯」をウクライナ軍のチャレンジャー2戦車があっさり突破する様子 ウクライナが保有するチャレンジャー2は、イギリス軍が「チャレンジャー1」の後継として1994年から導入した主力戦車。その主な目的は、敵の戦車を破壊すること

    ロシアの「竜の歯」、ウクライナ「反転攻勢」を阻止できず...チャレンジャー2戦車があっさり突破する映像を公開
  • 米軍、日本企業にTNT火薬の調達を打診 ウクライナ向け砲弾製造用途で

    ウクライナへの軍事支援を続ける米国が、砲弾の増産に必要な火薬を日企業から調達しようとしていることが分かった。写真は155ミリ砲弾。米ペンシルバニア州スクラントンにある米陸軍工場で撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid) ウクライナへの軍事支援を続ける米国が、砲弾の増産に必要な火薬を日企業から調達しようとしていることが分かった。西側諸国がウクライナに戦車などを送る中、殺傷能力のある武器の輸出を禁止する日は防弾チョッキなどの供与にとどめてきた。政府が輸出を認めれば、間接的ながら弾薬の支援に関わることになる。 事情を知る関係者2人が明らかにした。うち1人によると、米国は陸軍の工廠で製造する155ミリ砲弾に必要なトリニトロトルエン(TNT)の調達を日企業に打診した。155ミリはウクライナ軍が最も多く使う砲弾の1つで、ロシアの軍事侵攻が長引く中、支援を続ける米軍は増産す

    米軍、日本企業にTNT火薬の調達を打診 ウクライナ向け砲弾製造用途で
  • ロシアはウクライナを武装解除するつもりで先進兵器大国にしてしまった──ワグネル創設者

    ワグネルはバフムトからの撤収し、ロシア軍と交代すると発表するプリゴジン (5月25日、ウクライナ東部バフムト) Press service of "Concord"/REUTERS <武装解除の名目で開始した特別軍事作戦なのに裏目に出た、とプリゴジンがインタビューで上層部批判> ロシアによる対ウクライナ「特別軍事作戦」は、これまでのところロシア政府が期待したような成果を達成できておらず、ウクライナは今や世界で最も強力な軍の一つに成長した――ロシアの民間軍事組織ワグネルの創設者であるエフゲニー・プリゴジンは5月23日、こう指摘した。ワグネルは、ウクライナの激戦地に数多くの戦闘員を派遣している。 兵士の命も消耗品扱い...残虐傭兵部隊「ワグネル」は敵にも味方にも容赦なし【注目ニュースを動画で解説】 プリゴジンは親ロシア派ブロガーのコンスタンティン・ドルゴフとの77分に及ぶインタビューをインター

    ロシアはウクライナを武装解除するつもりで先進兵器大国にしてしまった──ワグネル創設者
  • F-16がロシアをビビらせる2つの理由──元英空軍司令官

    Russia Will Be 'Nervous' Over F-16s for Two Reasons: Retired Air Marshal <F-16戦闘機に最先端兵器がついてくるだろうことはもちろん、F-16が将来配備されるだろうと思うだけでこれまでのロシアの軍事計画すべてが狂い、それがロシアを削って敗北させる> ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は以前から、西側諸国に戦闘機の供与を求めてきたが、G7広島サミットでついにジョー・バイデン大統領のお墨付きを得た。元イギリス空軍の上級司令官で中将だったグレッグ・バグウェルによれば、ウクライナがF-16戦闘機を持つ利点の第一は、優れた航空電子機器を搭載するより現代的な戦闘機を手にする「戦術的利点」だ。これには強力な兵器システムがついてくる可能性も高い。 「(F-16)戦闘機と共に兵器システムが導入されれば、ウクライナはまったく

    F-16がロシアをビビらせる2つの理由──元英空軍司令官