■政府の管理能力を信用し過ぎているのは誰なのか 七月にはステファニー・ケルトン教授(※参考【三橋貴明×ステファニー・ケルトン】概論、MMT(現代貨幣理論))が来日し、八月はL・ランダル・レイ教授の本の邦訳が刊行されるなど、相変わらず話題のMMT(現代貨幣理論)。 MMTによれば、自国通貨を発行できる政府はデフォルト(財政破綻)しないので、高インフレでない限り財政健全化は「不必要」です。 それどころか、デフレの時には、財政健全化はむしろ「不適切」な政策になります。適度なインフレになるまで、財政赤字を拡大すべきなのです(※参考『特別寄稿 中野剛志 消費増税も量的緩和も愚の骨頂!』)。 これに対して、財政健全化論者たちは相変わらず、「過度なインフレになったら、どうするのだ」とMMTを批判しています。 ケルトン教授も記者会見で、インフレ懸念の質問ばかり受けるものだからあきれ果て、「二十年もデフレの
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