ドナルド・トランプ政権は、米国の海外援助を担う「国際開発局(USAID)」の予算について、具体例を挙げて「無駄遣いだ」と批判し、職員数千人に休暇を指示した。これに対し、米メディアでは政権側の指摘をファクトチェックする動きも出ている。 「グアテマラでの性転換に200万ドル(約3億円)、エジプトの観光に600万ドル(約9億円)、イラクでの新しいセサミストリート番組に2000万ドル(約30億円)、カザフスタンでの偽情報対策に450万ドル(約6億7500万円)…」 キャロライン・レビット米大統領報道官は5日の記者会見で、リストを示しながら、USAIDが各国で進める事業の問題点をこう指摘した。 レビット氏は前日(4日)も、「過去数年間にUSIDで行われてきた無駄や不正を見れば、この組織の優先順位が狂っていることが分かる」といい、次のように具体例を挙げた。 「セルビアでの『DEI(多様性・公平性・包括
