SONY BMGが11月8日、悪評を呼んでいるデジタル著作権管理(DRM)ソフトの新たなパッチをリリースした。同社はコンピュータセキュリティ専門家の糾弾をかわそうとしている。 SONY BMGは、ひそかに情報を収集したり顧客のマシンを無断でアップデートする「rootkit」に似たプログラムを顧客のマシンに組み込んでいるとして批判を浴びている。 口火を切ったのは研究者のマーク・ルシノビッチ氏だ。同氏はSONY BMGの新しいDRM技術に関する分析を発表し、同社とそのパートナーのFirst 4 Internetをやり玉に挙げた。 1週間後、ルシノビッチ氏は6日に書いたブログの中で、両社が対応策としてリリースした大容量の重いパッチソフトは、Windowsシステムに害を及ぼす可能性があると非難した。 これを受け、SONY BMGは8日にこのパッチの軽量版をリリースした。だが、この動きは批判を抑える
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