神戸市東灘区のマンションで女性が殺害された事件で、関連捜査のため神戸市を訪れていた千葉県警浦安署の男性警部補(37)が6日、有馬温泉で入浴中に脱衣所のロッカーから捜査書類を入れたかばんを盗まれたことがわかった。 兵庫県警有馬署によると、警部補は6日午後1時頃、同市北区の公衆浴場「金の湯」を同僚と訪れ入浴。約15分後、ロッカーの鍵がこじ開けられ、入れていたかばんがなくなっているのに気付いた。かばんには、千葉県浦安市のホテルで起きた放火未遂事件の関係者の供述調書や4万円入りの財布などが入っていたという。 警部補らは今月2日から神戸市に滞在。同市内で交際相手を殺害したとして6日早朝に逮捕された仁野亮容疑者が放火未遂事件に関与しているとみて捜査していた。 警部補は勤務中だったが、浦安署は「捜査に飛び回って前夜も入浴しておらず、休息と認識している」と説明し、「このようなことがないよう再発防止に努める