国交省が事業用トラックへの運行記録計(タコグラフ)の装着義務化の拡大を検討している件で、道内の事業者の意見を聞いた。2、4t車などにはタコグラフを導入していない事業者は、コスト負担や労務管理の面を強く心配する一方、既にデジタコなどを積極的に導入している事業者からは、「しっかり管理をすれば、導入費用は短期間で回収でき、会社の体質も改善する」と太鼓判を押す意見もあった。 大型車以外にはタコグラフを入れていない札幌市の事業者は「誰が費用を負担するのか。これだけ厳しい経営環境にあって、運送業界だけに新たな負担を求めるなら絶対に反対する。義務化するなら全額助成すべき。ト協からも働きかけをしてもらいたい」と強硬な意見。道東の事業者は「費用もさることながら、タコグラフを入れてしまうと、拘束時間や運転時間のごまかしがきかなくなる。監査が来てしまうと一発で違反がばれてしまう」と危惧する。 一方でトラック全車