スペイン・アタプエルカ(Atapuerca)遺跡で発掘された4万年前のホモ・ハイデルベルゲンシス(Homo heidelbergensis)の頭がい骨(2009年6月17日撮影。資料写真)。(c)AFP/PHILIPPE DESMAZES 【6月24日 AFP】(一部更新)スペイン北部のアタプエルカ(Atapuerca)遺跡で発掘された「最初のヨーロッパ人」の遺骨から、この先史人類たちが人肉を食べており、しかも、とりわけ子どもの肉を好んでいたことが明らかになった。 アタプエルカ・プロジェクトの共同ディレクター、Jose Maria Bermudez de Castro氏は、「彼らが習慣的に食人を行っていたことがわかった」と語った。 遺骨などの分析によると、食人は、儀式としてではなく食用で行われていたという。敵対する相手を殺したあとで、主に子どもや若者が食べられていたとみられる。 同氏は、「