兵庫県明石市内の歩道で自転車に衝突されて半身不随になったなどとして、同市の男性(78)と家族が27日までに、自転車を運転していた川崎市の男性(42)を相手取り、慰謝料など約1億1500万円の損害賠償を求めて神戸地裁に提訴した。 提訴は4月24日付。訴状などによると、2007年7月3日夜、明石市大久保町西脇の歩道で、時速約20キロで走行中の自転車が、歩いていた男性に正面から衝突。男性は転倒して頭や脚の骨を折った上、後遺症で半身不随になるなどし、介護が必要になったという。男性側は自転車の前方不注視が事故原因と主張している。 自転車の男性は事故当時、明石市に住んでおり、08年1月、明石簡裁から過失傷害罪で罰金30万円の略式命令を受けている。