都会から地方に移るとしたら、どこに住みたいか――。2014年版の「ふるさと暮らし希望ランキング」が9日発表され、1位には山梨が輝いた。以下、長野、岡山、福島が続いた。 都市から地方への移住に役立つ情報を仲介するNPO法人「ふるさと回帰支援センター」(東京・有楽町)が、14年の相談者のうち、2885人から得た回答(複数回答あり)を集計した。 山梨の1位は09年の調査開始以来初。就職相談を充実させている。新潟は昨年センターに展示ブースを設け、前年12位から5位に順位を上げた。支援の手厚さのほか、PRのうまさも人気に影響するという。 同センターへの来訪者は1万3人と前年の約1・4倍に増え、初めて1万人を超えた。11年以降、40代以下が過半数を占める。担当者は「若い世代では、フェイスブックやツイッターなどでの情報交換も、希望者が増えることにつながっているようだ」と話す。