いま家庭用ビデオカメラは大きな変革期を迎えている。一つは記録方式にの変更による高画質化、そしてもう一つは、“脱テープメディア”という流れだ。高画質化はもちろんテレビのハイビジョン放送と同じ精細度で表示するフルHD(1920×1080ドット)への対応。脱テープメディアの方は、ランダムアクセスに対応したHDD、DVD、フラッシュメモリー対応モデルの登場だ。 その中でも家庭用ビデオカメラとして注目されているのが、フルHD撮影に対応したフラッシュメモリー対応モデル。テープ、HDD、DVD方式のように本体内に駆動部がないのでメカ的な故障が少なく、部品点数を抑えられるので小型軽量化が可能だ。HDD方式とまではいかないものの、4GB、8GBなどの大容量メディアを使うことで長時間撮影にも対応する。 既にフラッシュメモリー方式は、松下電器産業からSDカードに記録する「HDC-SD1」「HDC-SD3」が発売