亀井静香金融相は1日の衆院財務金融委員会で、「日本銀行が市中から買い入れするだけじゃなく、(政府から)直接国債を引き受けて財源をつくることをやったらいい」と述べた。財政規律を維持するため、財政法では、日銀が国債を直接引き受けることを原則として禁止している。 亀井氏は自民党の山本幸三議員への答弁で、2011年度予算では財源を確保するため「国債と、特別会計をどう切り込んでいくかしかない」と発言。「日銀も金融政策だけじゃなくて、政府の財源についてもやはり責任をもって踏み込んでいく覚悟をしないと、この危機から脱することは出来ない」と述べた。