中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 教材設計理論の中に「ARCS」というアクロナムがあります。フロリダ州立大学のKeller, J. が提唱したと言われているもので、それぞれ、下記を示しています。 A - Attention(おっこれなんだ?) R - Relevance(オレに関連あるかもな) C - Confidence(やればできるかもな) S - Satisfaction(やってよかったな) 要するに、人が何かを教える際、学んでもらう際には、この順番に配慮して、教えたり、学んでもらうといいよね、という話ですね。 「ARCS」、古くから言われていることなので、どこかでお聞きになった方もいるでしょう。 ▼ ARCSは、「非常に単純なヒューリスティ