派生開発をメインに行っていると必要になるのが、既存コードの解析作業だ。ソースコードがどのように開発されてどんな構成になっているのか、資料が有ればそれを手がかりにコードを読み砕くことが出来るのだが、多くの場合、コードの追加・拡張の連続なので資料の記載とは合致しないことが珍しくないし、そもそも満足な開発資料すら残っていないことも多い。規模の小さなプロジェクトならともかく、数十万行ものコードが相手だと、一体どこから解析したら良いのかも分からずお手上げだ。 そんな時には、ソースコードを解析するツールを使って、まずは全体像を把握するようにしている。これなら何が重要で、どこを変更すべきなのか分かりやすいからだ。そのためのツールとして、最近では特にスパークシステムズのEnterprise Archtect (EA)を使うことが多い。安価なUMLツールだけど、ソースコードのフォルダを指定すると、力強くバリ