楽曲ID:3966 作曲年:1728年 初出版社:Paris 楽器編成:ピアノ独奏曲 ジャンル:組曲 総演奏時間:30分00秒 著作権:パブリック・ドメイン ラモーはこの作品を収めた曲集を「組曲集」とはっきり名付けたが、その内容は、伝統的な舞曲と表題付小品を取り混ぜ、新しい形を示している。特に第2番は舞曲をほとんど含まず、さながらF. クープランのオルドルを思わせる。 第1番(第4組曲)はアルマンド-クーラント-サラバンドを最初に置き、伝統的な構成の片鱗をみせる。が、これには3つの表題付き小品がつづき、最後にはガヴォットと6つの変奏という、変則的な配列である。調はイ短調とイ長調に統一されている。 アルマンドは緩やかな3声。たたみかけるような旋律で綴られる。音域は両の手に渡り、前半と後半それぞれの最後にはトッカータ風の流麗なパッセージワークも現れるが、比較的厚みのあるテクスチュアと連綿と続く