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ブックマーク / blog.tinect.jp (766)

  • 世渡りのための重要な資質「ルールの把握」。

    はじめに今日の内容の要約を置いておきますね: 不可視のルールや制度によって私たちの社会適応は大きく左右されるが、それらは時とともに変化する。だから私たちは身の回りのルールの変化をよく知っておくべきだ。 またルールはライフステージの変化によっても変わる。ライフステージの変化によるルールの変化に無自覚な人は、ライフステージの変化に乗り遅れたり、変化の後に見当違いの努力を積み重ねたりするかもしれない。外からやって来るルールの変化だけでなく、内から起こるルールの変化にも機敏でありたい。 人間は自由のようでも案外不自由でもあり、世の中のルール、職場のルールに常に縛られています。 人生の選択だってそうですね。自由と言えば自由ですが、実際には人生選択についてまわる色々なルールにどうしても束縛されてしまいます。 たとえば女性は35歳を過ぎると急速に妊孕性が低下していくので、それ以上の年齢でパートナーを探し

    世渡りのための重要な資質「ルールの把握」。
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/09/26
    寄稿させていただきました。ルールの把握はいつでもどこでも世渡りに必要ですが、「ルールの変化が外から訪れるばかりとは限らない」という点にもご注目いただきたいところです。
  • 育ててもらったからといって、無理に親を好きでいる必要はない。

    いわゆる「毒親」のもとで育ち、トラウマを抱えながら生きている人たちがいる。自分自身が上手に生きられなくなってしまった人たちがいる。 わたしの両親は「毒親」ではなかったと思う。 むしろ有り余る愛情を注がれてきた。 女の子の一人っ子。母方の祖母にとっては初孫。溺愛するのはある意味では当然かもしれない。 しかし申し訳ないがわたしは、親のことが好きではない。嫌いというわけではないけれど、決して好きではない。 「良い子」が親を怒鳴りつけた夜 「あんたたち、どっちも自分のことしか考えとらんやん!そんなんで娘の大事な時期を潰すんかね!」 高校生だったある日の夜。 私は両親をついに「あんたたち」呼ばわりして怒鳴ってしまった。我慢の限界だった。 実際、私は「大事な時期」にいた。 受験勉強の仕上げにかかるころ。センター試験(今でいう大学入学共通テスト)の数日前に、ことは起きたからである。 物語のような両親の出

    育ててもらったからといって、無理に親を好きでいる必要はない。
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/09/25
    久しぶりに「CALANNADは人生」という言葉を思い出した。
  • 手取り収入の3/4を馬券購入につぎ込む人間の告白

    ※この記事は「否認の病気」であるギャンブル依存症当事者が、「まあ、当は違うんだからね」と必死に否認する様子をお楽しみいただけます。 おれと競馬、競馬とおれ おれはアルコール依存症であり、図書館に通い、なおかつ「ちょこざっぷ」に行きだして、いろいろと忙しい。 そのほかにも広島東洋カープの試合を見て(ネット配信)、アニメを見て、わりと時間がない! と感じたりもする。 他人とのコミュニケーションはまったくないのに、多趣味な人間といえるかもしれない。 しかし、なによりおれの生活の、人生の、Lifeの中心にあるのは何か? 競馬である。競馬こそおれの人生の中心にあって、競馬がなによりも優先される。愛する女性との逢瀬の約束のときも、「あ、その日はG1があるな」などと考えてしまう。おれは競馬に乗っ取られている。おれが競馬を乗っ取ったことはない。 おれと競馬のはじまり。 高校時代、通学中に「ダビスタ」の話

    手取り収入の3/4を馬券購入につぎ込む人間の告白
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/09/20
    あとで読んでみます
  • 精神疾患で人生崩壊。京大卒40代のいま。

    「パパゲーノ」という言葉をご存じだろうか。 ひとつの人生観を表す言葉である。 人間、いつどこで不幸の渦に巻き込まれるかなんてわかったもんじゃないし、人生の「前提」なんて、あっという間に壊れた。 エリートだった。しかしある時崖から落ちるように崩れた。一度は持ち直したのに、再び不幸のどん底に叩き込まれた。 正直、生きていることに未練はない。それでもわたしは、日々息をしている。 限りなく普通っぽいわたし 「清水さんって、全く『そういうふう』には見えないですよね」。 よく、そう言われる。 「そういうふう」=「精神障害者」のことである。 まあ、障害と20年も付き合っているうちにこなれてきたというのもあるだろう。完治の見込みはない。「寛解」という落ち着いた状態のなかにいるだけのことだ。 「障害があっても希望を持って生きている人がいる」的な話をマスコミなんかで目にする。 そういう意味では、音楽という趣味

    精神疾患で人生崩壊。京大卒40代のいま。
  • 日本よりも大卒率が高く、少子化も進んでしまった国、台湾。

    コロナ禍のため、三年間ほど海外に出ることができなかった。 思えば長い三年間だった。コロナ禍のうちに東アジアの政治情勢は大きく変わり、中国土への旅はいよいよ敷居が高い感じになってしまった。 ロシアウクライナ侵略のために欧州便のフライト時間は恐ろしく長くなり、ロストバゲージや現地の治安悪化まで考えると割に合わない。じゃあアメリカ東海岸にでも出かけるか? これもこれで値が張るし、現地の物価の高さに泣かされるのは目に見えている。 どこかに行きたいけど、どこに行くのも大変──しかし比較的簡単に行け、何かを感じ取れそうな旅先があるじゃないか! それは台湾だ。 台湾には故宮美術館もあるし中華料理については場だ。すっかり駄目になった私の英語力でもなんとかなりそうな旅先でもある。じゃあ行くかということで台湾に行ってきた。そこで見聞したことを紹介してみる。 街を支えるおじちゃんおばちゃん達 日から3時

    日本よりも大卒率が高く、少子化も進んでしまった国、台湾。
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/09/08
    寄稿させていただきました。日本より古く、日本より新しい国ならではのひずみ。絶対にジェネレーションギャップがわけわかんないことになっていると思う。東アジア新興国のひずみを見てきました。
  • 次女が「正しい仮説の立て方」に悩んでいたので「仮説は間違っていていい」と教えた話。

    皆さんこんにちは、しんざきです。最近はアーマードコア6にハマってまして、バルテウスに勝てる気配がまるでありません。楽しいですよねAC6。 さて、ちょっと面白いなーと思ったことがあったので記事にしてみます。 8月半ば、夏休みもぼちぼち中盤を過ぎた頃のことです。 リモートワークを終えて階下に降りてみますと、リビングの床をごろんごろんと、かなりの距離にわたって勢いよく転がりながら、次女が何やら悩んでいました。 困った時に周囲に分かりやすく発信してくれるのはしんざき家の子どもたちに共通の美点でして、親としては問題解決の為の声掛けがしやすくって助かっております。 いつも通り「何か困ってるの?」と聞いてみたら、「かせつ」という三文字が返ってきました。 ビルの足場でも作るのかなと思ったところ、よく聞いてみると「自由研究で、ちゃんとした仮説の作り方が分からない」というのです。 私「自由研究で仮説立てるの?

    次女が「正しい仮説の立て方」に悩んでいたので「仮説は間違っていていい」と教えた話。
  • 「幸せ偏差値」が70の男の話。

    一戸建てに住んでいる人ならあるあるネタだと思うが、家が古くなると突然、キッチンの排水が鈍くなることがある。 おもしろいものでトイレの詰まりはラバーカップで押し流せるのだが、台所の詰まりは厄介で、「高圧洗浄」と呼ばれる特殊なサービスを呼ばないと解決しないことが多い。 脂肪や油分が固まり、ガッチガチに固化してしまうためだ。 ちなみに私は以前、キッチンのつまりをラバーカップで押し流そうとして排水管を破壊し、床一面を汚物の海にしてしまったことがある…。 とはいえ通常、このような惨事は5年に1回程度というのが相場である。 天一のスープをそのまま流すようなヤバいことでもしない限り、そうそう短期間で詰まるものではないからだ。 しかしそんな中、我が家ではここ6年で3回もキッチンの排水が詰まった。 6年前に高圧洗浄に来てもらい、3年前にも来てもらい、それでもなお、昨日からキッチンが溢れてしまったのである。

    「幸せ偏差値」が70の男の話。
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/09/05
    娑婆のひとコマ。
  • 本物がみたいのなら、貴方が誰かを本物にしなくてはいけない

    このは若き頃の佐藤さんが北方領土返還に全力で挑み、その際に出会った盟友であるサーシャさんとの数十年ぶりの再開が描かれたものだ。 僕はデビュー当時から佐藤さんの作品を追っかけ続けられるという幸運に恵まれたのだが、書を読むと「ああ、歳を積み重ねるという事は、こういう事なのか」と感慨深く感じさせられるものがある。 偶然なのかもしれないけれど、このに限らず昨今は人生の総決算をする著名人が多い。 村上春樹は<街と、その不確かな壁>をリバイバルし、自身の第一線からの引退を示唆し、後人に道を託す姿をみせた。 正直作品としての出来は微妙だったが、老体に鞭を打てでも後世にメッセージを託すその姿には、作品自体の出来を超えた価値があったように思う。 宮崎駿も、それまでだったら完全なるファンタジー制作しかしなかったのに、人生の意義や意味といったものを個人の人生教訓をたっぷりと詰めて、視聴者へと問うた。 こち

    本物がみたいのなら、貴方が誰かを本物にしなくてはいけない
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/08/31
    人もお店も、タイパやコスパの彼岸にこそ輝くものがある、とするならまったくそうだと思う。たくさん人に会って意見を聞くのはもちろん参考になるが、それはそれとして代わりのきかない長い付き合いも大事だよねと。
  • 働かなくてよい世の中は来ない。だって皆さん、フリーライダー、お嫌いでしょう?

    テクノロジーが進歩し、人間の適職がもっと少なくなった時、私たちにとって「仕事」はどうなるんだろう?」 私は未来の仕事について考えるのが好きで、2019年にも、ベーシックインカムが普及した未来世界に思いを巡らせたことがあった。 ベーシックインカムはきっと面白い人の味方 -シロクマの屑籠 思うに、機械やAIが狭義の仕事を人間からとりあげて、高水準のベーシックインカムが実現した時、それが福音になる人間と疎外になってしまう人間がいるのではないだろうか 大半の人が仕事を奪われても、仕事をとおして社会的欲求 (承認欲求や所属欲求など) を充たすニーズはなくならない。だからベーシックインカムを受け取るだけの人が大半を占める社会でも、人々は活動をとおして社会的欲求や社会関係を求めようとするし、そのとき最も辛い思いをするのは仕事をとおしてしか社会的欲求を充たせない、かつ面白みのない人々ではないか……と想像

    働かなくてよい世の中は来ない。だって皆さん、フリーライダー、お嫌いでしょう?
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/08/22
    寄稿させていただきました。ベーシックインカムが来て狭義の仕事がなくなっても、広義の仕事はなくならない。だって人間ってそういうものでしょう?って話です。
  • 評判の良くない「社長のイエスマン」が実は会社を動かす原動力だったことを後から知った話

    この記事で書きたいことは、大筋下記のようなことです。 ・「社長(ではないけど社長的な人)のイエスマン」としてあまり評判がよくない人がいました ・一緒に会議に出るようになって、その人が社長のアイディアに対する追従ととれる発言を頻繁に口にする人だということは分かりました ・ただ、その人は「曖昧なアイディアの長所を的確に言語化する能力をもった人」でもあり、結果的には経営の原動力になっていました ・どういう立場、どういう視点に立つかによって、人に対する評価が変わってくるのは当然のことです ・ただし、「分かりやすい一言」で人をラベリングすること、それによってその人の評価を固定することには慎重であるべきです ・どんな人の評価であれ、なるべく自分で見て、自分で触れた上で判断したいものだと思います 以上です。よろしくお願いします。 さて、書きたいことは最初に全部書いてしまったので、後はざっくばらんにいきま

    評判の良くない「社長のイエスマン」が実は会社を動かす原動力だったことを後から知った話
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/08/17
    このAさん、ただのイエスマンとはだいぶ違う感じですね。立派なひとつの役割。
  • 長寿とは豊かさである。その意味、わかってらっしゃいますか?

    今回、『シロクマの屑籠セレクション』として寄稿したこの文章は2016年に書かれたものだが、内容が古くなっているとは思えない。むしろ今後ますますクローズアップされ、論議されていく可能性の大きなものだと思う。 高齢者を巡っては、さまざまな問題とその解決策が議論されている。 たとえば高齢者において著しい貧富の格差もそうだ。高齢者ひとりひとりの問題として考えた場合、経済事情の厳しい高齢者の問題は小さくない。 が、大局的にみた場合、今日の高齢者はやはり豊かではないだろうか。そういうことを随筆したのが以下の文章だ。 みんな「長生き」=「豊かさ」を忘れてしまっている 現在の日の高齢者は豊かである。もちろんひとりひとりの高齢者を見れば、老々介護を余儀なくされている家庭や無資格施設に”収容”されている高齢者の経済事情は厳しい。 それでも全体としてみれば日の高齢者は恵まれていると言って構わない、と思う。

    長寿とは豊かさである。その意味、わかってらっしゃいますか?
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/08/09
    寄稿させていただきました。これはシロクマの屑籠セレクションの記事です。コストを投じて実現した長寿。それもまた豊かさの一側面だったのではないでしょうか。
  • なぜ図書館で本を借りることは恥ずかしいのか?

    図書館を借りられることは正しいのか? 「図書館を借りられることは正しいのか?」と問われて、「正しい」と答えるのが正しい。 どのように正しいのか。AIにいくら「図書館を貸し出すことの弊害」を訊いても、結局は「図書館を貸し出すこと、市民がを借りられることは正しい」と答えるくらいには正しい。そのくらいポリティカルに正しいのだ。 日には「図書館の自由に関する宣言」というものもある。1954年に採択された。少し長いが引用したい。 図書館は、基的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。 1.日国憲法は主権が国民に存するとの原理にもとづいており、この国民主権の原理を維持し発展させるためには、国民ひとりひとりが思想・意見を自由に発表し交換すること、すなわち表現の自由の保障が不可欠である 知る自由は、表現の送り手に対して保障されるべ

    なぜ図書館で本を借りることは恥ずかしいのか?
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/08/08
    人文社会科学の専門書は図書館にある程度お世話になっている。借りて読んで重要きわまりない場合は購入。専門書を借りてちゃんと活用するのも図書館の存在意義への貢献だと思って恥じずに借りてます。
  • 僕の北岳・間ノ岳縦走日帰りピストン失敗記

    「日で一番高い山は富士山だが、じゃあ2番目は?」 この慣用句はよく2番目以降は無名であり、1番にならないと意味が無いという事を説明するのに使われる。 ちなみに日で2番目に高い山は山梨県にある北岳で、3番目に高い山は山梨と静岡にまたがって存在する間の岳である。 この2つは驚くべき事に山頂同士が峰から峰で繋がっており、縦走する事ができる。つまり…気合をいれれば日で2番目に高い山と3番目に高い山はセットで制覇可能なのである。 「2年前は富士山に登ったし、ここいらで2番と3番も登ってみるかな」 ふとそう思い、日帰りピストンを企画して実行した。 毎日12キロ走ってるし、気合を入れればなんとかなるだろうと思ったのだ。まあ最初に書いておくが、目論見は失敗したのだが… というわけで今回は反省の念も込めて、北岳・間ノ岳登山の感想と学びを書いていこうかと思う。 前泊すれば6:30から登れる 北岳に登るに

    僕の北岳・間ノ岳縦走日帰りピストン失敗記
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/08/07
    やー、これは素晴らしい体験だ。体験をとおして自分が浮かび上がるわけね。北岳はいずれチャレンジしたい山のひとつ。
  • 大酒飲みのロシア人たちはどこへ行ってしまったのか?

    ロシアによるウクライナ侵攻 ロシアによるウクライナ侵攻開始から500日以上が経った。おれは当初、この戦争がこんなにも長期化するとは思わなかった。ただの素人の勘だが。 同時に、また素人ながら「21世紀の国家間戦争がこんなにも身も蓋もなく始まってしまうものなのか」と開戦当時に思った。そう思ったことは日記にも書いた。 ロシアが、ウクライナのような国に侵攻する。戦争になる。国家間戦争。そういう時代だったのか。ちょっと信じられないよな、という思いは今もある。 しかし、戦争は現実だ。いまさら説明することもないと思うが、ロシアが当初目論んでいたであろう短期決戦にはならず、ウクライナへは西側諸国からの武器供与がつづき、戦争は一年を過ぎ、さらに過ぎた。近頃ではロシアの傭兵組織ワグネルの乱なども起こり、その当の決着はまだ見えていないようだが、これを受けて戦術レベルでの影響はさしてないようだ。 ウクライナは反

    大酒飲みのロシア人たちはどこへ行ってしまったのか?
  • 企業の儲けにならない薬がなくなっても、あなたは納得できますか。

    全国の医薬品の供給不足が指摘されるようになったのはいつ頃ぐらいからだったろうか。 インターネット上のアーカイブを確かめると、NHKが首都圏ナビで特集記事を報じたのは2022年12月だった。そこに記されている表によれば、ジェネリック医薬品の41%が出荷停止・出荷調整の状態にあったという。 こうした問題は、診療活動をやっている医師ならまず間違いなく直面しているだろうし、日常的に処方薬を内服している患者さんも気にしてらっしゃるだろう。たとえばつい先日報じられたホクナリンテープの出荷調整なども、少なくない人が心配しているに違いない。 私の観測範囲では、2022年の段階では精神科領域はそこまで深刻ではなかった。 「これってどうなっちゃうんだろう?」と格的に心配するようになり、かなりの数の患者さんの処方に影響するようになったのは2023年に入ってからだ。 今回は、精神科領域で起こっている処方薬の

    企業の儲けにならない薬がなくなっても、あなたは納得できますか。
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/07/20
    寄稿させていただきました。古くて安い、でも確実に使いどころのある薬が精神科領域では次々に使えなくなっています。資本主義の論理からすればおかしくない。あなたは納得できますか。
  • イエスマン以外から学ぼうとする姿勢は大切だよね

    世の中には、批判されるとやたらと攻撃的に反応し、過剰にやり返す人がいる。 レスバして「論破してやった」と鼻高々に勝利宣言をしたり、自分の主張を押し通して相手を叩きのめすことに快感を覚えたり、「アンチはブロックするのが最善」と啓蒙したり。 きっとそういう人たちは、自分を否定する人間を否定しないと、腹の虫が収まらないのだろう。 かくいうわたしも、そういうスタンスだったときがある。 というか、発信する人の多くは、一度はそういう時期を経験しているんじゃないだろうか。 その昔、わたしは「わたしの言い分を理解しないのが悪い」というスタンスで、かなり強気にレスバしていた。いや、当に昔の話ですよ。はるか昔。 記事に対する批判コメントを煽ったことや、相手の読解力のなさを揶揄したこともある。 でもすぐに、それらの行為がいかに無意味で不毛かを悟り、やめた。疲れるだけだし、見ている人も楽しくないだろうし。 なに

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    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/07/14
    まさに伸びしろであり、器だ
  • 何がカッコいい、カッコ悪いかはアイデンティティの本幹に関わる難しい問題

    ちょっと前にライターのヨッピーさんが 男の子を育てる時は父親が積極的に介入した方が良いな。父母の集まりで「3歳になったら息子に空手でも習わせようかと思ってる。なんだかんだ男の子社会は『こいつを怒らせたら怖いな』っていうのが抑止力になるから」って言ったら男親は「確かに」って反応だったのに女親はピンと来てなかったもんな。 — ヨッピー (@yoppymodel) June 19, 2023 と呟いて、喧々諤々の議論が生じていた。(子どもを野生児にしたい|ヨッピー) この発言に対する反応は真っ二つといっていいほどに割れている。 「そうそう、力は生き抜くためにも必要だ」として擁護する反応もある一方、「そういうマッチョイズムが生きにくい社会を生み出しているのだ」と批判する声も多い。 どちらの反応にもそれなりには理がある。なので両者の議論は平行線を辿ってしまい、交わる事がないわけだが、そもそも何で話が

    何がカッコいい、カッコ悪いかはアイデンティティの本幹に関わる難しい問題
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/07/10
    これ、「推し」の話でもあるし「部族」の話でもあるし「ナルシシズム」の話でもある。
  • 世渡りの秘訣は「ヘイト管理 (嫌われ管理) 」にある

    今日の話は、先日公開されていた『「戦わずして勝つ」というより、むしろ「戦ったら負け」なのだと気づいた。』に触発されたもので、共通点があるように思う。 とはいえまったく同じでもない。私は、戦うべき時には戦うべきだと思っているが、社会人が現実的に取れる戦闘スタイルは穏やかだとも思っている。たとえば上掲リンク先に登場する、 彼は困った事を頼まれたりすると「ふざけないでください!そんな事はできません!」というような強い威嚇を相手には絶対にしなかった。 代わりに、当に困った顔をするのである。そして肯定も否定もせずに、話をどうにか保留するような形で座礁に押し上げるのだ。 すると相手が不憫に思うからなのか、その話が消えるか、あるいは折り合いが付きそうな妥協案へと徐々に落ち着いていくのである。 この「彼」の困った表情も、私には社会人の戦闘スタイル、闘争様式のひとつにみえる。穏やかでしたたかな、そんなコミ

    世渡りの秘訣は「ヘイト管理 (嫌われ管理) 」にある
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/07/06
    寄稿させていただきました。ゲームにおける「ヘイト管理(嫌われ管理)」の概念は職場の人間関係やコミュニケーションでも大事ですよ、本当に大事ですよ、といった内容です。これは役に立つと思います。
  • でかいペットボトルの焼酎を買う人間の末路

    おれと酒、酒とおれ おれは酒が好きだ。酒も俺のことが好きなんじゃないかな。 とはいえ、「酒」といってもいろいろある。大きく分けたら醸造酒と蒸留酒ということになるのか。大きく分けたらおれは蒸留酒のほうが好きだということになる。 おれが好きなのはウイスキーだ。ウイスキーがお好きでしょう。でも、さらに絞りたい。絞った先にあるのは、スコッチということになる。スコッチのなかの、シングルモルトということになる。 シングルモルトのなかでも、アイラモルトが好きだということになる。ラフロイグが好きだ、ボウモアが好きだ、なによりアードベッグが好きだということになる。どんな味がするのか。薬品臭とすら言われる独特の香りがある。そして、酔いがたまらん。 「酔い」に違いがあるのか。味や、匂いではなく。 おれは「ある」と答えたい。質の良いスコッチのもたらす酔いは別格だ。一瞬で深く染み渡り、じつにいい気分になれる。そして

    でかいペットボトルの焼酎を買う人間の末路
  • 「戦わずして勝つ」というより、むしろ「戦ったら負け」なのだと気づいた。

    職場で妙にうまく自分の意見を通す人がいる。最近この人から当に大切な事を学んだので、今日はそれについて書こうかと思う。 人間というのは面白いもので、同じことをやっても好かれる人と嫌われる人がいる。 貴方も「言ってることは正しいかもしれないけど、それにしてもコイツ、酷い言い方するなぁ」と思った事が一度や二度はあるだろう。 俗に言うところの「口のきき方に気をつけろ」というこの現象の正体が自分は当に長い間よくわからなかった。そもそも「口のきき方」って単語自体が、なんか曖昧で要領を得ない。 そういう事もあって、冒頭に出した自分の意見を上手に通し続ける人が不思議で仕方がなかった。 ぶっちゃけた事をいうと、彼はそこまで人間的に魅力があるようにはみえなかったし、何かカリスマがあるような人でもない。 決して口ベタではないが、上手くも無い。 しかし気がつくと周囲とは軋轢を作らずに事を推し進めるのである。い

    「戦わずして勝つ」というより、むしろ「戦ったら負け」なのだと気づいた。
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/06/27
    ヘイト管理の話として、このお題で自分も書いてみたさがありますね