2010年03月09日10:55 カテゴリ雑談 輸出される敬意 以前Twitter上で相手に敬称を付けるかどうかという話を書いたのだが、そういえば思い出した話があって。 日本に一番関係が深い国と言えばそれはもう米国になるわけで、こっちからも出かけるし、向こうからも人が来る。日本人と関係を持つ米国人と話をしていて気がつくのは、日本語の「○○さん」という敬称を彼らも使うということである。 これに気がついたのはもう10年ぐらい前だが、最初はちょっと親日的なニュアンスを出そうとしているのかと思っていた。しかし日本文化に触れた米国人のかなりの人が、「○○san」を使うようになる。もちろん英語の中でだ。「Tanaka san said, 〜」といった具合に。 おそらくはまあ、日本人が会話に加わっている中だけのことだろうとは思うが、Mr. ではなく「○○さん」という敬称が表現する微妙な機微が、彼らにとっ