頼みの若年層も支持離れ 菅義偉内閣の支持率は底が抜けたのだろうか。毎日新聞と社会調査研究センターが8月28日に実施した全国世論調査で初めて3割を切り、26%まで落ち込んだ。頼みにしていた30代以下の支持率も振るわない。支持率がまだ40%あった4月の調査では、30代以下の半数近い47%の支持が文字通り支えとなっていた。しかし、5月以降は年代別の支持構造が急変し、若年層の支持離れが進んだ。8月調査の30代以下の内閣支持率は30%。40代以上の支持率25%と比べれば5ポイント高いとはいえ、4カ月前とは比べるべくもない。 新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、東京オリンピック・パラリンピックが盛り上がれば、内閣支持率は回復するとの期待が菅政権内では語られてきた。若年層でもワクチン接種が進めば30代以下の支持も戻ってくると政権側が考えているのだとしたら、世論調査の結果はその期待を打ち砕く要素と言え