『世界を変えるITクリエイターの力』(武井信也著、幻冬舎)は、自らを「生粋のギーク(技術オタク)」だと認める著者が、「ギークたちのニーズ・ウオンツから生み出される技術が世の中を劇的に変化させ、主流を作りつづけている」IT業界の可能性について説いた書籍。 「ギークなITクリエイターに、ともに世界へ挑戦していただきたい」という思いから書かれたのだとか。そして、ITベンチャーが成功するために必要なものは技術力と推進力(テクノロジーとビジネス)であると定義づけてもいます。しかし、だとしたらクリエイターが成功するためには、なにか必要なものがあるはず。その点を探るべく、第3章内の「1.クリエイターとして成功するための探究力」からいくつかを引き出してみます。 ギークであれ、オタクであれ 著者がこの言葉に込めているのは、「好きな物事をとことん追求して、その道のプロになろうぜ」という思い。そして、たとえ内向
誰かがミスをすると私たちは腹が立ち、怒鳴ることもあります。怒る理由はミスをした人の行動を変えたいためです。しかし、いくら怒っても彼らの行動は変わらないどころか、反抗的になることさえあります。 100万人以上のメンバーが所属する非営利政治活動グループ「Demand Progress」の設立者で代表のAaron Swartz氏は、「重要なのは人間を変えることではなく、仕組み(システム)を変えること」と述べています。 今回はSwartz氏が米・ゼネラルモーターズ社(以下、GM)の事例をもとに「史上最悪の工場を変えたシンプルな教え」について語ります。 米・ゼネラルモーターズ社の実験 米・カリフォルニア州フリーモントにあるGMの工場は最悪の状態でした。当時の労働組合長は「戦いの毎日でした」と振り返ります。「働いている時間より抗議活動をしている時間の方が長かったのです。ストライキは日常茶飯事で、毎日が
先日多摩大で授業をしていた際、生徒の一人が申し訳なさそうな顔で「先生ごめんなさい、ちょっと授業抜けさせて下さい…」と懇願しにきました。どうやら家族の体調が悪くなったようで、電話をする必要に駆られたようです。 謝る必要なんてない なんというか、こんなところに突っかかるのも変な話ですが、「謝る」のは違うでしょう。家族の体調が崩れたのは、自分のせいではありませんし、授業を抜けるのは、当然のことです。 謝る必要なんてないので、「ちょっと家族の体調が優れないようなので、授業を抜けます」と報告していただければ、それでOKです。ホント、謝る意味がわかりません。 相手は急いでいるわけで、その場でそんな説教をするのもズレています。なのでこのブログで書いておきました。読んでいてくれると嬉しいなぁ。いいんです、謝らないでください。 申し訳ありませんが、お休みさせて下さい? 思い返してみると、この手の「休む→申し
By eanbaptisteparis 話すスキルのハウツー本まで出るくらい、他人に自分が思っていることをきちんと伝えることは難しいことです。しかしながら、人とコミュニケーションを取るには話の聞き手が必要となることも事実。聞き手がしっかりとしていたら、話し手のレベルに関わらずスムーズなコミュニケーションを取ることができます。そこで、聞き手の重要性に気づいたいうピーター・ブレッグマンさんが、うまい聞き手のテクニックを「最も見落としがちなリーダーシップスキル」としてブログで公開しています。 The Most Overlooked Leadership Skill - Peter Bregman - Harvard Business Review http://blogs.hbr.org/bregman/2013/05/the-most-overlooked-leadership-skill.h
『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』(濱田秀彦著、実務教育出版)の著者は、年間150以上の講演を行っているマネジメント、コミュニケーション研修講師。その豊富な経験から断言できるのは、「97%以上の部下は上司の期待を把握できていない」ということだといいます。さらに、上司が部下に期待することは大きく4つに分けられるのだとか。 職場のコミュニケーションについて、中心になるものは「報連相」 ひとりのビジネス人としての言動(大人のビジネスパーソンでいてほしい) 仕事に進め方について(主体的にやってほしい) 意識の向上や能力開発について(自分で自分を高めて成長してほしい) そして、「報連相」「大人力」「仕事力」「成長力」という言葉に集約して開設しているのが本書だというわけです。最も基本的な部分である第1章「信頼されて仕事を任されるようになるための『報連相』」(ホウレンソウ、報告・連絡
社会人を長年やってますと、自分なりの「人の判断の仕方」ってものができあがってきます。 「この人は信用できそうだ」とか「あの人とは距離をおいて付き合おう」といった自分なりのアンテナです。大人って、イヤな生き物ですね(笑) でも、みなさんも、こういうアンテナを無意識のうちに働かせているはずです。 大人はとてもすれた生き物でして、ちょっとやそっとでは人を信用しないようになってしまいますが、今日は私なりの「あ、この人、仕事できるんだろうな」って思う9個の瞬間を紹介します。 1.メールのレスが早い メールのレスの速さと仕事能力は、ほぼ比例します。忙しいと遅くなるのではという気がしますが、逆です。むしろ、早いのです。 早い人は、内容も洗練されています。まず結論があり、次に理由、誰が何のアクションをいつやるのかといった5W1Hが2〜3行で書かれているのがよくあるパターン。過剰な装飾、あいまい表現がなく、
俳優であり演出家でもある河原雅彦氏は「フェイスブック」にどうにも馴染めないでいるという。 * * * 今まさに食べようとしている料理の写真をアップしたり、楽しげな旅先の写真をアップしたり、街で見かけた犬猫や自慢のペットの写真をアップしたり、仲睦まじい家族写真をアップしたり、自撮りに成功したらしい己の写真をアップしたり、読んでるこっちとしては、「どーでもいいわ!」としか言いようがない記事がまっこと多い。 食用のコオロギが大皿に盛られている記事なら分かる。旅先の北極でシロクマと戦っている記事なら分かる。あり得ない勢いで交尾をしていたり、あり得ない体勢で糞を垂れたりしている犬猫の記事なら分かる。手に手をとった家族が笑顔で滝に打たれている記事なら分かる。(そんなの余裕で削除されるだろうが)至近距離で己の局部を自撮りした記事なら分かる。なんでなんの変哲も無いテメーの日常をイチイチ報告されねばなら
自分のエネルギーを排水口のように吸いとってしまう友人や家族がいませんか? その人とのつきあいは続けていきたい(あるいは、続けなければならない)けれども、できることなら、あまり大きなストレスを感じずにつきあっていきたい、と思っているのではないでしょうか。 人の性格は変えられませんが、困った状況に対してできることはたくさんあります。ここでは、手のかかる人にうまく対応するコツを紹介しましょう。相手がひとりだけでも、たくさんいる場合でも、役に立つことでしょう。 筆者はこれまで、たいていの人が「手がかかる」と認める人たちを相手にしてきたそうです。そのうちの何人かについては、ほかの人よりもうまく対応できたと思っています。そうした人への対応はいつもデリケートなもので、人によって少しずつ違いがあります。とはいえ、どんなことでもそうですが、ほかの方法よりもずっとうまくいくアプロ―チがあります。 どういったア
せっかくビジネス書などを読んだのに、「読みっぱなし」にしてはもったいない。 そこで、読書メモなどをブログに残しておきたい。できればかっこ良く書評記事を書きたい。 しかし、どんなことを書けば良いのだろう? そういう方もいるのではないでしょうか。 そこで今日は、2013/3/26発売の新刊『ソーシャル時代のハイブリッド読書術 』から、書評ブログを書くための7つの質問がありましたので紹介します。 書評ブログを書くための7つの質問以下の質問の答えを書きだしてみれば、書評記事の素材がそろう、というわけです。質問1:購入の経緯は? 質問2:本の対象読者は? 質問3:著者の考えはどのようなものか? 質問4:その考えにどのような印象を持ったか? 質問5:印象に残ったフレーズやセンテンスは何か? 質問6:類書との違いはどこか? 質問7:関連する情報は何かあるか? はじめからこうした「型」を決めておくと、分か
@Bell_Staymen 「パンツ何色?」という質問は情報系の人間としては違和感がある。 パンツオブジェクトのプロパティにアクセスするならば、まずパンツの存在を確かめてからでないとエラーを吐く可能性があるからである。 すなわち、「パンツ何色?」ではなく「君パンツ履いてる?」と最初に質問するのが正しい。 あるたほ @hall_taro 「パンツ何色?」という質問は化学系の人間としては違和感がある。パンツオブジェクトのカラーを定義するならば、まず光源のスペクトルを確かめてからでないと視認色度が変化するからである。すなわち、「パンツ何色?」ではなく「キセノン光源下でパンツ何色?」と質問するのが正しい。 ささみ120g @sasami120g 「パンツ何色?」という質問は医療系の人間としては違和感がある。パンツの素材によってアレルギーがあるならば、まずアレルギーの有無を確かめてからでないと生活に
少ないリソースをやりくりできる能力と、たくさんの人数や、大きな予算をその大きさなりに使ってみせる能力とでは、求められるものがずいぶん違う。 小さなタスクを正確にこなせる人が増えた一方で、世の中からはたぶん、大きな話を大きく論じられる人が減った。 大きさが変わると道具も変わる 同じ「切る」道具であっても、手術用のメス刃とチェーンソーとでは異なって、「丸太を切る」という問題があった時に、「大きなメス刃」は解答としてふさわしくない。大きな問題を論じるためには「大きな言葉」が必要で、大きな言葉はたぶん、小さな言葉の延長線上には存在しないのだろうと思う。 新人だったころの田中角栄は、選挙の第一声として、「みなさん、あの山を削っちゃいましょう。余った土は海に入れて佐渡ヶ島とつなぎましょう。山がなくなれば雪は全部関東の方にいく。新潟の耕作可能免責は飛躍的にひろがる」とマイクでがなった。 「大きな言葉」で
信頼されている人は、誰かに背中を任されることが多くなる。同時にたぶん、誰かの背中に回りこむのに成功すれば、結果としてその人から信頼を獲得できる。 信頼という感情と、誰かの背中という地形とは等しい価値を持つ。誰かから信頼されようと思ったら、内面の道徳を磨くことよりもむしろ、その人の背中を奪う方法を考えたほうが早いのだろうと思う。 背中は信頼の基礎 たとえば「返す当てはないが金を貸してくれ」というお願いを、机を挟んで向かい合った相手から切りだされても、たいていは断られてしまう。机を挟んだ相手なら跳びかかったり殴ったりするのは難しいだろうし、相手の振る舞いは机を挟んですべて見えるから、無理な依頼を受けたその人は、何があっても自分で対処ができてしまう。状況を自分でコントロールできる状況においては、依頼の内容は文言どおりに検討されて、信頼できない以来は断れる。 同じ無理なお願いを、後ろに回った相手が
「なんで分かってしないんだ」 「なんで行動してくれないんだ」 そんなふうに思い、イライラしてしまうこと、たまにはありますよね。 ではあなたは、「伝え方」を工夫しているでしょうか。 できているなら、以下を読む必要はありません。 「伝え方」に自信のない方にだけ、今日は本『人を動かす伝え方 』から7つのポイントを紹介します。 1. 「相手が行動するまで」が話し手の責任範囲聞き手を行動してもらえるところへいかに導くかが、話し手の責任範囲です。 これは聞き手の問題ではなく、話し手側の問題です。 「なんで納得しないんだ」「なんで行動してくれないんだ」と、話し手が文句を言ってはいけないのです。 以前職場で、 「ちゃんと回覧まわしたのに!!なんでミスするの!!」 と言っている人がいました。 ミスはたしかに悪いのですが、そんなに大事なことなら「回覧まわした」で済ませるのも問題。 「伝える」と「伝わる」は別な
去る1月11日金曜日、プログラマー兼活動家のAaron Swartz氏がニューヨーク市で自ら命を絶ちました。昨年の夏、Aaron氏は米Lifehackerに彼の偉業である「Raw Nerve」シリーズに関する記事2つの掲載を許可してくれました。彼のニュースを聞き、記事の再掲載を決めました。 1840年代の病院では妊婦の死亡が跡を絶ちませんでした。ウィーン総合病院に初めて設立された産婦人科では、産後の発熱により10%もの妊婦が命を落としていました。しかし、次にできたクリニックの死亡率は4%であったため、このクリニックへ入れるようにたくさんの妊婦が必死に願っていました。ウィーン総合病院に入ると聞いた妊婦の中には、道で出産する決断をした人までいたそうです。 ウィーン総合病院でアシスタントをしていたセンメルヴェイス・イグナーツ氏は何とかふたつのクリニックの違いを探そうとしていました。彼はあらゆるこ
「嫁欲しい」「彼女欲しい」というのは、具体的な成果物設定がないままゴールだけを規定しているという、プロジェクトマネジメントとしては失敗プロジェクトのモデルケースみたいな欲求なので、「○○さんを彼女にしたい」みたいな対象物を伴った適切なゴールラインの設定をした方がいいと思います。 ということで、タイトルと最初の三行で言いたいことは全部言ったので、以下は補足。文中「彼女」というのは全て「彼氏」にも読み替え可能だとは思いますが、正直、あまり真面目に受け取ることはお勧めしません。 一般的に言って、プロジェクト構築の際には、最低限以下のような項目を設定しておくことが必要になると思います。 1.プロジェクトの目的設定 2.プロジェクト達成の為のアウトライン設定 3.ステージごとの成果物設定 4.ステージごとの課題・リスク想定 5.ステージごとのスケジュール設定 6.予算想定 7.リソース・体制設定 細
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く