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ブックマーク / masayang.hatenablog.com (29)

  • カリフォルニア州住宅市場...二番底への落ち込み開始 - masayang's diary

    自分がカリフォルニア州の住宅市場を注目している理由は二つ。 家を買うかどうか悩んでいる フランスとほぼ同じGDP規模であるカリフォルニア州の住宅市場が回復しなければ、米国経済はもちろん、世界的な自律回復も難しいと思っている。 そのカリフォルニア州住宅市場を定期的にまとめてくれているMark Hanson(a.k.a. Mr. Mortgage)の最新報告がでていた。→http://mhanson.com/archives/477 カリフォルニア州の住宅市場は二番底に向けて動き始めた。 2010年2月の28,111という販売件数は1月の27,585よりは伸びているが、前年同期比では減少。 2009年1月〜2月は「世界的金融恐慌の瀬戸際」「Fedの量的緩和前」「住宅相場は下落中」という悪条件が揃っていたのに、今年はその数字すら超えられなかった。 例年は4月以降から販売件数が伸びることが期待され

    カリフォルニア州住宅市場...二番底への落ち込み開始 - masayang's diary
  • リフレーションは持続せず、デフレ定着へ - masayang's diary

    Nathan's Economic Edge: THE Most Important Chart of the CENTURY、という記事にあったチャートを転載: これはアメリカが1ドルの債務を増やした際に、どれくらいGDPが増えるかを1960年から記した曲線。 まだアメリカのバランスシートが健全だった1960年代は、当然ながら負債$1増加でGDPは$1近く伸ばせた。 やがてアメリカが借金漬けになるにつれ、債務を増やしてもGDPの伸びは小さくなってくる。返済に回す分も増えるから。 Bad Moneyというには、2000年代初頭には「$1のGDPを稼ぐのに$7の借り入れが必要」と書かれていた。このチャートとほぼ一致する。 ⊿GDP/⊿債務が0.1ということは、$10借金してもGDPは$1しか増えないということ。 ⊿GDP/⊿債務が0ということは、いくら借金してもGDPは一定ということ。 ⊿

    リフレーションは持続せず、デフレ定着へ - masayang's diary
  • 新生すばらしい! - masayang's diary

    週刊ダイアモンド2月20日号News & Analysis "金融庁検査で破談寸前? 新生・あおぞら統合交渉の行方" 16ページより: 新生のシステムは、他の銀行と比べて「とても簡素らしい」というのは有名な話だった。 「インド人幹部が、ドキュメントも作らず一人で構築から運用、管理まで手がけており」 →これってシステムとしては最高の「あるべき姿」じゃん(笑 たぶん、インドで動いているシステムを日に持ってきて適当にこちょこちょっと修正したのだろうけど、見方を変えれば「銀行のシステムはその程度でもよい」ということだろう。そういう来大したモノではない対象に仰々しく体制を張り付け、無駄な仕事を創出してきた日の金融系システム業界の化けの皮を剥ごうとした新生の姿勢は評価できる。 残念なのは新生自身が、長銀ゾンビに外資の皮を貼りつけただけだった、というところかな。 リーンソフトウェア開発と組織改革

    新生すばらしい! - masayang's diary
    pal-9999
    pal-9999 2010/02/23
    「インド人幹部が、ドキュメントも作らず一人で構築から運用、管理まで手がけており」
  • 以下繰り返し? - masayang's diary

    2008年2月3日に引用した記事を再掲。 ケインズやクルーグマンが主張したとおり、民間部門が低迷しているときは政府が需給不足を補填する義務がある。でも、ご存知のとおり今年は選挙なので政府がまともに動けるのは2008年末になるだろう。ということは、米国経済およびそこに依存する世界経済は当面の間打つ手もなく夢遊病のようにふるまうわけだ。経済修復と金融政策がばらばらな状態というのは、過去10年にはなかったことで、むしろ1930年代に近い状態だわな。 先日のマサチューセッツ州上院選出で共和党が歴史的勝利→民主は上院での絶対多数を失う。 今年の秋は中間選挙。 →こうなると議員さん達にとっては、目先の経済政策よりも秋の選挙対策が大事になる。 オバマ大統領が商用銀行の自己勘定取引を規制する、と言い出したのもマ州での敗北と無関係ではないだろう。 オバマ政権が約束していた医療保険改革が中間選挙までに実現され

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  • 地球温暖化・合意の捏造 - masayang's diary

    17日付WSJ Opinion欄に興味深い記事があった。 元バージニア大学環境工学教授Patrick J. Michales氏による「Climate-Gate」に関する考察。 題名はHow to Manufacture a Climate Consensus 「合意捏造の方法」 適当に要点だけ訳す。 例のメール流出事件(Climategate)の真の重大さに気づいている人は少ない。 仮説に合うようにデータを改竄したり、英国情報公開法に基づく問い合わせに違反して、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)宛のメールを破棄した、といった事実には注目が集まっている。(ちなみにどちらも真実である) だが、当に怖いのは政策に合わないような科学者達を黙らせるやり口。最近だと、EPA(環境保護庁)が二酸化炭素を公害と認定したような政策のこと。 気象学に限らず、科学に於いては論文の査読が中立的であることが

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  • 利上げのお知らせ - masayang's diary

    Citiのクレジットカードからお知らせが来た。 2010年1月5日から利率・手数料を上げるから覚悟しろよコンチクショーという内容。 商品発注の利率=公定歩合+15.74% (現時点では18.99%) 現金借入の利率=公定歩合+21.99% (現時点では25.24%) 現金借入時の手数料=借入額の5%か$10のうち、大きいほう。 デフォルト時利率*1=公定歩合+26.74% (現時点では29.99%) →我が家はクレジットカードは毎月きっちり返済しているので関係ないが、いわゆるリボルビングを使うと結構な金利を払う必要がある。年利18.99%って、なんなの(笑 Fed利下げでおいしい思いをしているのは銀行だけ。 このような状況でお金を借りまくって消費する人は減るはず。 つまり消費は伸びない、と。 *1:最低支払額を返せなかったり、利用限度枠を超えた場合につく利率

    利上げのお知らせ - masayang's diary
    pal-9999
    pal-9999 2009/11/30
    商業銀行、中央銀行が利下げしてるのに、貸出金利はあげていく無想。完璧に日本じゃん。アメリカがcitiとバンカメを国有化するまでは危機は終わらない。
  • 地球温暖化という捏造(2) - masayang's diary

    承前: 地球温暖化という捏造 日の主流メディアがどう取り上げるか期待していたけど、実質黙殺みたいですな... WSJがOpinion欄で取り上げた。23日A22面Opinionより WSJ紙は名前が挙がっている科学者たちに取材を申し込んでいるが「弁護士と相談してから」と答えるか、「法的対応をちらつかせて脅したり、罵倒したり」するか、「完全沈黙」。 この記述が気に入った。 That these scientists feel the public doesn't have a right to know the basis for their climate-change predictions, even as their governments prepare staggeringly expensive legislation in response to them. (沈黙を守って

    地球温暖化という捏造(2) - masayang's diary
    pal-9999
    pal-9999 2009/11/24
    盛り上がって参りました。
  • あえてオーストリア学派のデフレ論を読んでみる - masayang's diary

    再度「デフレ宣言」なんだそうな。 産経: 【主張】デフレ宣言 「鳩山不況」阻止へ総力を 物価が継続して下落するデフレは、売り上げの減少が企業収益を悪化させる。それが賃下げや失業増を招いて消費が低迷し、さらに企業収益が悪化する負の連鎖を呼び込みかねない。悪循環を断ち切るには、従来の発想にとらわれずに思い切った政策が必要だ。 上記記事に限らず「デフレだ! 大変だ! なんとかしろ!」みたいな論調は珍しくない。 池田信夫センセーと勝間某の見苦しい争いとか(笑 理系で経済学Dだった俺だけど、ほとんど出席しなかった経済学授業で「物価が上昇すればインフレ、下落すればデフレ、っていう考えは間違い」と教員が話したのだけは覚えている。 で、こんなのを見つけてきた。 An Austrian Taxonomy of Deflation(PDF:英語) オーストリア学派のJoseph T. Salerno氏によるデ

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  • 食料国内自給率100%を目指せば、雇用は確保される。ただし... - masayang's diary

    出張の歳、脱サラから稲作へと華麗な転身を遂げたおっさんとお話をした。 前回同様、話は料国内自給率向上へと。 まず、今の国内自給率はほぼゼロである、と認識する必要がある。 今の農業は石油がないと話にならないからだ。 モミの選別 耕す 水を引く 田植え 除虫・除草 稲刈り 脱穀 上記工程は石油を使った省力化で大きく生産性が向上したそうな。 もし石油なしでこれらを実現したらどうなるか?? つまり、人+牛や馬で米作りをする、ということ。 おそらくは、農家は米作以外に費やす時間がなくなる、というのが紹介したおっさんの推定。 一年中、起きている時は米作りに関する作業をなにかしら続ける必要がでてくるであろう、とのこと。 でも、これって究極の雇用対策かもしれないね。 農奴と紙一重かもしれないけど、「働かざるものうべからず」原則から考えれば、ベーシックインカムなんぞよりはよっぽど良いかもしれん。

    食料国内自給率100%を目指せば、雇用は確保される。ただし... - masayang's diary
    pal-9999
    pal-9999 2009/11/17
    あはは。まぁ、雇用は100%になるけど、化学肥料ないと日本で1億人分の食料創るのは無理だから、結局何らかの輸出品がいるんだよね。人身売買か蚕でも育てますか。昔みたいに。
  • さすがカナダ - masayang's diary

    さすがカナダ - masayang's diary
    pal-9999
    pal-9999 2009/11/16
    こりゃ凄い。銃夢の世界のモーターボールみたい。
  • シボレーがホンダに勝てないものとは? - masayang's diary

    シボレーは、芝刈り機を作れないんだってさ。

    シボレーがホンダに勝てないものとは? - masayang's diary
    pal-9999
    pal-9999 2009/10/24
    ホンダは超小型の妊娠検査機みたいなのまで作ってる
  • 初回住宅購入支援の不正受給 - masayang's diary

    初回住宅購入世帯に$8000の税戻しをする、という政策。 Bloombergが、その「不正受給」を取り上げている。 Bloomberg: Four-Year-Olds Got Homebuyer Tax Credits, U.S. Says(四歳児ももらってる) 10月9日までに「初回購入」を申請したのは120万件。 ざっと85億ドルの税戻しが発生する。 IRS(日でいう国税)調査では... 73,799件が「初回購入ではない可能性あり」→戻し税5億ドルちょい 582件は18歳未満による申請で不適格→戻し税400万ドルちょい 4歳児が$8000の税戻しを受け取った事例が複数あり 19,351件は未発注の家に対して申告→戻し税1億4000万ドル 3,238件は、申告に社会保険番号ではなく納税者番号を利用→不法滞在の外国人の可能性あり。戻し税2000万ドル その他: 購入住宅が上限価格を越え

    初回住宅購入支援の不正受給 - masayang's diary
    pal-9999
    pal-9999 2009/10/24
    まぁ、これも当然でてくるけど、しょうがないよな
  • プログラム取引と流動性 - masayang's diary

    Zerohedge: Themis Trading: "Principal Program Trading Is A Way To Get The Market Go In Your Direction"経由: Bloombergがこういうインタビューを流していたとは... 聞き手: まずは住宅市場に関する意見を聞かせてください。ケースシラー指標は劇的な改善を見せたという話がある一方で、最もリスクが少ないはずの借手層における延滞が増えているとも聞きます。どうなんでしょう? Joe Saluzzi: 私は最近言われている「景気改善」の議論はまったく買っていません。力強い反転がなければそれは回復とは言えません。悪化する速度が遅くなるのは回復とは言わないんです。 Joe: 評論家は、住宅価格下落の勢いが弱まってきた、これは良いことだとか言っていますが、何も良くなってないんです。住宅価格の下落は続

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  • past performance does not predict future returns... - masayang's diary

    「100年に一度の出来事で予測不能」って言ってた人達が、なんで「もう景気は底打ち」って言いきれるのだ?

    past performance does not predict future returns... - masayang's diary
    pal-9999
    pal-9999 2009/06/22
    「100年に一度の出来事で予測不能」って言ってた人達が、なんで「もう景気は底打ち」って言いきれるのだ?
  • 量的緩和(QE)の背景と効果 - masayang's diary

    Clive Corcoran: Quantitative Easing and the Disappearance of Income 上記記事はClive Corcoran氏による、量的緩和(QE)政策の背景分析。 そもそもは米国債やモーゲージ債を長期保有していた投資家達が、それらの資産を売りに出してきたらしい、という問題がある。 長期保有により毎月一定の収入が確保されているのに、一時的な現金欲しさに資産を売りに出すということは、年金運用団体などが資金不足になっているのではないか、と。 また、海外勢による米国債やモーゲージ債の買い取りも低調。 結果、米国債の価格は低下(利回りは上昇)してきた。 これでは住宅ローン金利も上昇し、住宅市場回復は遠のいてしまう。 だからこそこのタイミングでFedは国債やモーゲージ債を買い取ることで長期金利を抑えたいのではないか、ということ。 ただし、おまけもあ

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  • 6割7割引は当たり前! - masayang's diary

    Calculated Risk: House "Deal of the Week" カリフォルニア州サンディエゴ近郊でのお話。 住宅バブル崩壊で、コンド(日でいう分譲マンション)価格が73%下落したそうな。 700sf (64平米) 1bed/1bath (日的にいうと1LDK) 2006年のピーク時: $191,000. 2008年12月のお値段: $52,000. 下落幅73%... 2007年の春にMixiの投資系コミュニティで「サンディエゴのコンド価格は6〜7割下落する」って書き込んだら、数ヶ月ほど陰湿なメッセージをいただき続ける羽目になった。 おそらく投資しちゃった人だったのだろうけど、その後どうしているのだろう。 傷に塩を塗るようなことを書くと...まだまだ落ちるでしょ。オバマ政権が国全体の負債を増やせば増やすほど、住宅ローン金利は上昇せざるを得ない。金利が上昇すれば、その

    6割7割引は当たり前! - masayang's diary
    pal-9999
    pal-9999 2009/02/17
    obamaが赤字を増やすので住宅金利が上がってめでたしめでたしと言う話。
  • Peter Schiffはかく語りき - masayang's diary

    現実逃避でPeter Schiffが話しているのを日語化してみた。 彼に対しては色々批判もあるが、自分は無視できない存在だと思ってる。 聞き手: 今日のお客さんであるEuro Pacific Capital社社長のPeter Schiffによれば「経済危機はまだ序盤に過ぎない」とのことです。 各種経済指標は急激な下げの後、そろそろ底を打つのではないかという見方がありますが... Schiff: 全くそんなことはないです。この危機はまだ序盤にすぎないのです。 今はアメリカのインチキ経済が内部崩壊している状態です。 つまり、借金して消費しまくったアメリカ人がにっちもさっちもいかなくなった、と。 そして今度はアメリカ政府が出てきて、また借金をして消費しまくろうとしている。 これは単に問題を悪化させるだけです。 そして、どうやらアメリカ国債市場に生まれていたバブルははじけてしまったらしい。 これ

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    pal-9999
    pal-9999 2009/02/10
    まぁ、そんときはゴールドの相場が跳ねあがることになる。金価格が重要なのはこのせい。
  • 銀行を信用するな...Nassim Taleb - masayang's diary

    Nassim: リスクをとっている銀行を信用できないのなら...いいですか、自分達は今ものすごく不思議な状況におかれているんですよ。 資主義と社会主義の最悪の組み合わせ、とでも言いましょうか。 つまり...利益は私有化され、損失は社会で負担するわけです。 ...最悪でしょ? 最悪な部分が納税者に押し付けられているわけですよ。 だったら、こうしましょう。 救済が必要な銀行達については、国有化しちゃう。 ただし、我々納税者はリスクを負いたくない。 なので、国有化する銀行についてはリスクを負うような活動は禁止しちゃう。 一方で、いくらでもリスクを負っていい企業体も残す。 これらについては、納税者は決して救済しない。 二つに分けることです。 こうでもしなきゃ、だめでしょう。 聞き手: 二種類に分けるという話はわかりましたが、それが金融安定化にどうつながるのか説明してください。 リーマンブラザーズ

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  • 希望が失望に変わるとき - masayang's diary

    オバマ景気対策への期待とかで、先週のS&P500は868.60で引けた。 Big Picture: Thoughts on the Continuing Crisis John Mauldin氏による長い記事だが、S&P500のEarningsに関する記述がある。 So, how does that affect total earnings for 2008? The table above shows analyst projections from March of 2007 through today. Notice how they kept falling over time. They are now down 70% from what was expected two years ago. Earnings for 2008 are a paltry $29.57 and

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  • 日本の真似をしてどうする... - masayang's diary

    この週末に決定するオバマ政権による景気対策。 まだ決定してないが、内容は徐々に漏れつつある。 下記記事が参考になる。 Economist's View: Fed Watch: And Now We Know.... どうやらBad Bank構想は消えた模様。 "Ring Fence"という政府保証が中心に。 CitiやBank of Americaに適用された手法。 Bad Bank構想が消えていった背景は... 銀行の不良資産を時価で買い取れば...銀行は資不足になる。 銀行の不良資産を銀行が主張する価格で買い取れば...納税者が損をする。 だったら会計基準を変えればいいじゃないか。 つまり、「隠せ」と。 これは日の金融機関が陥ったのと同じ泥沼への道ではないか? 貸し渋り&借り渋り 根的な問題が何も解決されない以上、銀行の貸し渋りは解消されそうにない。 そもそも、「借りたい」という

    日本の真似をしてどうする... - masayang's diary