講談社が発行する写真週刊誌「FRIDAY」の安倍政権批判が止まらない。12月20日発売の同誌通巻第1623号のトップ記事『安倍さん、なんでそんなにエライんですか』は、これまでも「FRIDAY」誌が展開してきた安倍政権批判をより一層パワーアップさせており、“あっぱれ”をあげたいくらい読みごたえのあるものだ。 記事では、政治ジャーナリストの野上忠興氏による「安倍晋三首相が“憲法改正”にこだわりつづける理由」の分析を取り上げ、それを“父親や祖父といった血族の「絶対的存在」を批判的に見ることのできない貴族趣味的なセンチメンタリズム”だと説明している。国民の乗った船の舵をあずかる内閣総理大臣の思想の根底が「大好きなおじいちゃんへの敬慕」では、たまったものではない。 また、株価の高騰やささやかな景気回復に目を奪われているうちに、マスメディアやSNSを巧みに使って大衆感情を右へ右へと旋回させてきたそのや