市民の反発を受けて延期されたJR大阪駅(大阪市北区)の駅ビル「大阪ステーションシティ」での通行人の顔認証実験について、独立行政法人「情報通信研究機構」(東京都小金井市)は、歩き方や服装などを基にした認証も実施する計画を、有識者による第三者委員会に提示した。認められれば、今秋以降から来年度にかけて数回実施される見込みだ。 機構の計画では、顔や歩き方(歩容)、服装、髪形など外見的特徴に基づき、カメラに映った人物を識別してIDを付け、駅ビル内でどう移動するかを追跡する。人の流れをつかみ、災害時の避難計画を立てる際に有効なデータになるかどうか検証するという。
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