以前、中国で人工的に卵を生産していることをお伝えしたのだが、このほど北朝鮮でも本物ではない卵、つまりニセ卵が流通していることがわかった。 北朝鮮北東部に位置する羅先(ラソン)特別市豆満江(ドゥマンガン)労働者区の消息筋は29日、「最近、羅先(ラソン)特別市でニセ卵が大量に出回っている」として、「これらを製造・販売している者を集中的に取り締まっている」と伝えた。 現在、北朝鮮国内で流通しているニセ卵は、中国で指導を受けた製造業者が羅先一帯で生産しているという。実のところ、中国では2007年頃から製造・販売されており、白身はマヨネーズや各種ソースや添加剤などで作り、黄身部分には食品色素を混入。卵の殻は、セメントなど建築材料として使われる炭酸カルシウムでできていることが明らかになっている。 また北朝鮮では、ニセ卵と同時にニセ麻薬も大量に出回っているという。「密輸が横行している咸興市(ハムフンシ)