欧州評議会の首脳会議でオンライン演説するウクライナのゼレンスキー大統領=16日、アイスランド・レイキャビク(AP=共同) ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、欧州評議会の首脳会議でオンライン演説し、同日未明に首都キーウ(キエフ)を狙ったロシア軍の攻撃に言及した。ミサイル18発を全て迎撃する「歴史的成果」を上げたと強調し、防空システムを供与した欧米に謝意を表明した。ウクライナ空軍は、うち6発はミグ31戦闘機6機から発射された極超音速ミサイル「キンジャル」だったと発表した。 キンジャルはマッハ10で飛行し、プーチン政権が迎撃困難だと誇示していた最新兵器。ゼレンスキー氏は、1年前は多くのミサイルが迎撃不能だったと振り返り、欧米の支援で防空能力が格段に向上したと説明。戦闘機も供与するよう訴えた。 空軍は、黒海の艦船から巡航ミサイル「カリブル」9発、地上からミサイル3発も同時発射され、北・南・東