国際刑事裁判所(ICC)の主席検察官はイスラム組織ハマスの幹部とともにイスラエル首脳に対しても戦争犯罪で逮捕状を請求した。この請求を行ったカリム・カーン主席検察官はイギリス市民だが、イギリス政府はイスラエルの立場を支持していて、逮捕状発行請求を批判している。つまり、カリム・カーン主席検察官は本国政府の意向に反したわけだが、この反権威的でアンタッチャブルな態度はこれまでにもみられたものである。 嫌われた“アンタッチャブル” 国際刑事裁判所(ICC)がネタニヤフ首相らイスラエル政府首脳に対する逮捕状発行を請求したことは、世界的に賛否両論を呼んだ。 深刻化するガザ情勢に関して、ICC主席検察官はパレスチナのイスラム勢力ハマスの幹部らの逮捕状も同時に請求したのだが、これといわば同列に扱われたことにイスラエル首脳が強く反発したことは不思議でない。 さらにイスラエルを支持するバイデン大統領も逮捕状発行
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