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ブックマーク / note.com/hiroshi_arakawa (59)

  • なぜワクチン接種が自己免疫疾患につながり得るのか|荒川央 (あらかわ ひろし)

    ワクチンによって作られる免疫はウイルスに対してのみ向けられるとは限りません。稀ではありますが、副反応として自己免疫疾患に繋がる場合があります。それは質的には抗体とT細胞の抗原認識の仕組みの違いからくる避けられない問題でもあるのです。 引き続きマサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文も引用しつつ、コロナワクチンと自己免疫疾患の関連についてお話していきます。 Worse Than the Disease? Reviewing Some Possible Unintended Consequences of the mRNA Vaccines Against COVID-19 Stephanie Seneff, Greg Nigh International Journal of Vaccine Theory, Practice, and Research 2021 https://i

    なぜワクチン接種が自己免疫疾患につながり得るのか|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/11/09
    コロナウィルス感染と双方とも発症につながる可能性はありますが、どちらの方がリスクがより高いでしょうか/無症状や軽症の場合の自然感染ではワクチン接種と比較すると自己免疫疾患に繋がる事は限定的でしょう
  • コロナワクチンから予測される自己免疫疾患|荒川央 (あらかわ ひろし)

    引き続きマサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文も引用しつつ、コロナワクチンと自己免疫疾患の関連についてお話していきます。 Worse Than the Disease? Reviewing Some Possible Unintended Consequences of the mRNA Vaccines Against COVID-19 Stephanie Seneff, Greg Nigh International Journal of Vaccine Theory, Practice, and Research 2021 https://ijvtpr.com/index.php/IJVTPR/article/view/23 病原性プライミング、多臓器不全炎症性疾患、自己免疫疾患 病原性プライミングは、結果としてはADEと似ているが、根的なメカニズムが異なる概念である。こ

    コロナワクチンから予測される自己免疫疾患|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/11/04
    免疫を強化するためにワクチンを接種したのに結果的に免疫不全を起こすのであれば、もはや本末転倒です。免疫不全状態ではコロナを含めウィルスや細菌の感染症に対して脆弱になり、癌の発生や悪性化にも繋がります
  • ワクチン接種者のスパイクタンパクはエクソソーム上で4ヶ月以上血中を循環する: The Journal of Immunologyに掲載された論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)

    ワクチン接種者のスパイクタンパクはエクソソーム上で4ヶ月以上血中を循環する: The Journal of Immunologyに掲載された論文から コロナワクチンによって生産されるスパイクタンパクは血流を循環し、血管を障害する事が知られています。では、ここで循環しているスパイクタンパクとは何でしょうか。細胞膜から切り離されたスパイクタンパクの一部が血液中に存在している事はOgataらの研究で指摘されています。スパイクタンパクは膜タンパクであり、通常はウイルスや細胞の「膜上に生えている」タンパクです。膜タンパクの発現には細胞膜かそれに類似したものが必要ですが、膜上でしか安定ではないはずの完全長スパイクタンパクも循環している事が論文中で示唆されています。ではこれはどういった機構によるものなのでしょうか。細胞やウイルス以外で膜タンパクの発現や輸送を媒介し得るのが「エクソソーム」です。 (来の

    ワクチン接種者のスパイクタンパクはエクソソーム上で4ヶ月以上血中を循環する: The Journal of Immunologyに掲載された論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/10/25
    抗原特異的な抗体はワクチンが注入される筋肉で生産されるわけではなく、生産の場所は脾臓やリンパ節に形成される胚中心です。免疫を作るために輸送される必要があり、エクソソームが経路の1つと考えられています
  • 自己免疫疾患とワクチン|荒川央 (あらかわ ひろし)

    コロナワクチンと自己免疫疾患については、以前にも記事内で触れた事がありますが、ここでもう少し詳しく説明していきたいと思います。 遺伝子ワクチンはワクチンを接種した人間の細胞内でウイルスの遺伝子を発現させます。つまりワクチン接種後は体内の自分の細胞がウイルスの一部分を細胞表面に保有する事になります。体内の抗体が攻撃するのはウイルスだけではなく自分の細胞もであり、これは自己免疫疾患と同じ機構です。これは遺伝子ワクチンに特有な仕組みであり、抗体依存性自己攻撃 (ADAA、antibody-dependent auto-attack) とも呼ばれます。この事とは別にコロナワクチンが中長期的に見て「一般的な自己免疫疾患」を誘発するトリガーとなる事も懸念されます。 2021年9月に欧州医薬品庁 (EMA) がアストラゼネカ製ワクチンのまれな副反応としてギラン・バレー症候群を追加しました。ギラン・バレー

    自己免疫疾患とワクチン|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/10/19
    体内の抗体が攻撃するのはウィルスだけではなく自分の細胞もであり、これは自己免疫疾患と同じ機構です。これは遺伝子ワクチンに特有な仕組みであり、抗体依存性自己攻撃 (ADAA、antibody-dependent auto-atack) とも呼ばれます
  • ブレーキの無いRNAワクチン|荒川央 (あらかわ ひろし)

    ファイザー、モデルナのコロナワクチンはRNAタイプです。ワクチンに使われるスパイクタンパクは来人体への毒性の高いものですが、実際に遺伝子やアミノ酸配列の上で毒性を下げる工夫が取られていないのか、そしてその毒性を制御するためのセーフティガードの仕組みは組み込まれていないのかを遺伝子配列から確認してみました。 どちらのワクチンもmRNAの構造をしています。スパイクタンパクの遺伝子が主役であり、遺伝子の安定化や翻訳効率上昇のための工夫は見られます。ファイザーのコロナワクチンの場合には、始点にキャップ構造があり、非翻訳領域 (ヒトαグロビン由来)、スパイクタンパク遺伝子、非翻訳領域 (AES、mtRNR1に由来)、ポリA配列と続きます。また、ウリジンが1-メチルシュードウリジンで置換されています。 キャップ構造とはmRNAをタンパクに翻訳を開始させるのに必須の化学構造です。スパイクンパク前後の非

    ブレーキの無いRNAワクチン|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/10/19
    (※欄)また、心臓を構成する心筋の細胞は代表的な増殖をしない細胞の一つです。つまり損傷した部位は修復されませんので、一生そのトラブルを抱え続けなければいけなくなるという事です
  • スパイクタンパクは血流を循環するか|荒川央 (あらかわ ひろし)

    スパイクタンパクは血管を障害し、血栓の原因ともなります。では、スパイクタンパクはコロナワクチンを接種された筋肉部位だけに留まっているのでしょうか。血漿中のスパイクタンパクを調べた研究を紹介します。 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS- CoV-2)ワクチンを接種した患者の血漿中に検出された循環抗原について Circulating Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2 (SARS- CoV-2) Vaccine Antigen Detected in the Plasma of mRNA-1273 Vaccine Recipients Alana F. Ogata et al. Clinical Infectious Diseases 2021 https://academic.oup.com/cid/advance-ar

    スパイクタンパクは血流を循環するか|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/10/17
    (根本的にはこれが血管系全般を損傷しているのだろう)スパイクタンパクは血管を障害し、血栓の原因ともなります。では、スパイクタンパクはコロナワクチンを接種された筋肉細胞だけに留まっているのでしょうか
  • なぜワクチンに使われる遺伝子の毒性を無くさなかったのか?|荒川央 (あらかわ ひろし)

    ワクチンとは基的に健康な人を対象とするものであり、「治療」のためではなく「予防」のために行うものですので、病気になってしまった人を対象とする治療薬とは要求される安全性のレベルがそもそも異なります。ワクチンの作製方法はいくつもありますが、基的には毒性を無くす、あるいは極力0に近くする事が原則となります。 では毒性のあるタンパクを例えばワクチンなどとして使わなければならない場合があるとして、その毒性を無くすにはどうしたら良いか。ここでは分子遺伝学などの実験で時々使われるジフテリア毒素を見に考えてみましょう。毒性の排除方法の参考例の一つとして考えてください。 ジフテリアはジフテリア菌によって起こる上気道の粘膜感染症です。腎臓、脳、眼の結膜、中耳などがおかされる事もあり、主に保菌者の咳などによって飛沫感染します。ジフテリアの毒性はジフテリア毒素によるものですが、興味深いのはジフテリア毒素の遺

    なぜワクチンに使われる遺伝子の毒性を無くさなかったのか?|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/10/05
    抗原性を残したまま毒性を排除する事はできますし、そうしなければいけませんでした/なぜ世界中の健康な人間に打たせる為に作ったワクチンの毒性を無くす努力をしなかったのか。そのデザインは偶然なのか...
  • スペイン風邪とファウチ博士の論文: The Journal of Infectious Diseasesに掲載された論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)

    スペイン風邪とファウチ博士の論文: The Journal of Infectious Diseasesに掲載された論文から スペイン風邪は、今から100年ほど前の1918年から1920年にかけて全世界的に大流行したH1N1亜型インフルエンザの通称です。当時の世界人口18億-19億の27%である約5億人が感染したと言われています。初期にスペインから感染拡大の情報がもたらされたため「スペイン風邪」と呼ばれましたが、現状の歴史的、疫学的データからはスペイン風邪の地理的起源は特定できていません。死亡者数は5,000万-1億人以上と推定されており、人類史上で最も死者を出したパンデミックのひとつです。画像はwikipedia/スペインかぜのものです。 スペイン風邪の病原体は、A型インフルエンザウイルス (H1N1亜型) だったという事が分かっています。ただし、当時はまだ今のような実験技術が十分には確

    スペイン風邪とファウチ博士の論文: The Journal of Infectious Diseasesに掲載された論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/09/27
    大半の死亡原因はウィルス性肺炎ではなく細菌性肺炎であるという結論/ではなぜファウチ博士は...全世界の人類に対し安全性の保証されていない治験中のワクチン「のみ」に頼るような事態を起こさせているのでしょうか
  • ウイルスの単離について|荒川央 (あらかわ ひろし)

    今回はウイルスの単離についてのお話です。そもそも、なぜ日を含む世界中の政府や各自治体、研究機関に「新型コロナウイルスの存在」の根拠を問うても、誰もその明確な答えを示せないのでしょうか。以前にも書きましたが、私自身は「新型コロナウイルスが存在しない」とまでここで主張したいのではありません。各国政府や自治体は、国民に過酷な自粛生活を押し付け、安全性が保証されていないワクチンを打たせ続けながら「新型コロナウイルスの存在証明は持っていない」、すなわち「新型コロナウイルスが存在しているかどうかは分からない」などとなぜ堂々と返答できるのだろうと単純に不思議に思っているのです。 以前の記事内でも触れたのですが、この話題に関連する話ではしばしば用語が混同されているように見受けられます。「分離」と「単離」の違いです。「分離」とは混合物をある成分を含む部分と含まない部分とに分ける事です。これに対して「単離」

    ウイルスの単離について|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/09/20
    私が疑っているのは、コロナPCR陽性者が重症になったとして、その中の実際にどのくらいの方がコロナウィルス感染のためだけに重症化しているのだろうか、という事です
  • プリオンとパーキンソン病: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)

    引き続きプリオンのお話しになりますが、このトピックについてはとりあえず3回目のこの記事で最後になります。 スパイクタンパクはプリオンモチーフを持つ事から、コロナワクチンの長期の副反応としてプリオン病を発症する可能性が指摘されています。前回及び前々回の記事でも触れましたが、プリオン仮説によるとプリオン病の原因は異常型のプリオンタンパクです。異常型プリオンは接した正常型プリオンを異常型に変換してしまうので、次々とプリオンタンパクの間で異常型構造が伝播し、正常型が異常型に変化していきます。そして、異常型プリオンが重合し、βシートから成る凝集体アミロイドを形成します。アミロイドが感染組織に蓄積する事により組織損傷や細胞死を引き起こします。 「アミロイド」の名称は、もともとこの物質がヨウ素デンプン反応と似た反応をする事からデンプン (ラテン語ではamylum) と関係があるとの誤解により付けられたも

    プリオンとパーキンソン病: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/09/19
    クロイツフェルト・ヤコブ病以外にもアミロイドが原因、関与する脳疾患が知られています。「アルツハイマー型認知症」そして「パーキンソン病」などです
  • スパイクタンパクとプリオンモチーフ: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)

    コロナワクチンの長期の副反応として、スパイクタンパクがプリオンとして作用し、脳変性を起こす可能性が指摘されています。動物実験でも実際なかなか分からないのがこういった「長期」の副反応 (副作用) です。 マウスが実験動物としてよく採用されている理由は、「体の大きさが小さく飼育用のスペースを省略できる」「純系が確立されている」「世代交代の期間が短い」「遺伝子解析が詳しくされている」「遺伝子実験用の道具も揃っている」などです。ただし寿命が短いので、マウスの実験結果は「長期」の副反応 (副作用) のサンプルとして適しているとは言いがたいのです。 DNAワクチンは既に動物用でも実用化されており、家畜などにも使われる事もあります。しかしながら、家畜である乳牛、肉牛、豚、鶏などは、そのほとんどが数年で屠殺されてしまいますので、人間のように何十年もは生きません (生かしてもらえません) 。したがって実際に

    スパイクタンパクとプリオンモチーフ: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/09/09
    SARS-CoV-2のスパイクタンパク質には他のコロナウイルスには存在しないプリオン領域がある/mRNAワクチンに含まれるスパイクタンパク質は、既知のタンパク質と結合しミスフォールドを誘発してプリオンになる可能性がある
  • コロナワクチンによるプリオン病と神経変性の可能性について: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)

    コロナワクチンのスパイクタンパクは血管を障害する毒性を持ち、脳の血管を傷付ける事で頭痛、吐き気、めまいやブレイン・フォグを引き起こしたり、脳梗塞などの原因となる事があります。これは短〜中期の副反応です。脳に対する長期的な副反応 (副作用) としては、スパイクタンパクがプリオンとして作用し、脳変性を起こす可能性が指摘されています。これはスパイクタンパクのアミノ酸配列から推定されるもので、接種から長期間が経過してみないと実際には分からない事の一つです。プリオンは微量の摂取でも長い時間の末にプリオン病を発症する事が知られており、将来的な不安要素になります。 プリオンによって引き起こされる代表的な病気は「狂牛病」で、これはウシの病気です。正式には「牛海綿状脳症 (BSE) 」と呼ばれます。ヒトの代表的なプリオン病は「クロイツフェルト・ヤコブ病 (CJD) 」です。全身の不随意運動と急速に進行する認

    コロナワクチンによるプリオン病と神経変性の可能性について: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/09/06
    (高度な内容をいつも分かりやすく)アミロイドとはタンパク質が重合する事で密集したβシートから成る凝集体です/実はコロナウィルスのスパイクタンパクには、プリオン様モチーフである「GxxxG」が5つ含まれている
  • 猫とネズミ|荒川央 (あらかわ ひろし)

    「実験でワクチンを接種されたが死亡したという話はデマだ。」「が実験動物に使われる事などない。」「ではなくてネズミに違いない。」「ネズミだとしたら2年以内に死ぬのは当たり前だ、そもそもネズミの寿命は2年程度しかないんだから。」等といったとネズミに関する話を何度か耳にしましたので、今回はその事について取り上げようと思います。 デマではありませんよ。良い研究がいくつもありますので紹介させていただきますね。以前にも記事内で触れたのですが、ここではもう少し詳しくコロナワクチンを接種したの抗体依存性感染増強(ADE) についての話しをしたいと思います。 実際に人間の病気の研究モデルになる動物はネズミ (マウス) などが多いのですが、は人間にとっては犬と並ぶ代表的な愛玩動物ですので、例えば獣医師にとってもの病気の理解や治療法は重要です。そういった理由からもの病気に興味を持って研究している

    猫とネズミ|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/09/03
    デマではありませんよ/それに対し、スパイクタンパクのワクチンを接種した猫はコロナウィルス感染後に5匹全員が死亡。しかも重症化であっという間に死亡。感染後7〜9日しか生きられませんでした
  • よくある質問について (FAQ)|荒川央 (あらかわ ひろし)

    記事が増えるに従ってコメント欄での質問も増えてきました。記事が多いので致し方ない部分でもありますが、おそらく過去記事や過去コメント欄を読まずに質問していると思われる方も居るように見受けられます。今までに何度か受けた質問への返答をここで整理してまとめておきます。質問を書き込まれる前に重複した質問がないかどうか、一度目を通して頂けますとありがたいです。記事の執筆及びコメントへの返答は私一人でやっております。業の研究の隙間の限られた時間内で行っているという事を、何卒ご理解頂けますと幸いです。 (※この記事に関しては、今後また重複した質問が増えた時点で随時項目を追加するかもしれません。) 質問1)特定のコロナワクチンについて説明をお願いします! ワクチン接種についての相談を受ける事があります。「どのワクチンを打てば良いか?」「そもそもワクチンを打ってもいいか?」等の質問に関しては「私はコロナワク

    よくある質問について (FAQ)|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/09/03
    大局的に見ると、集団接種によってADEを起こしやすいウィルス株が競争に勝つような選択圧がかかります。接種を重ねる度に凶悪化したウィルスが勝ち残り、接種者がADEによって選択的に淘汰される可能性すらあるのです
  • 立体構造から予測されるデルタ変異株への抗体依存性感染増強 (ADE): Journal of Infectionに掲載された論文より|荒川央 (あらかわ ひろし)

    立体構造から予測されるデルタ変異株への抗体依存性感染増強 (ADE): Journal of Infectionに掲載された論文より 「同じ場所にとどまるためには、全力で走り続けなければならない。(It takes all the running you can do, to keep in the same place.) 」ルイス・キャロルの小説『鏡の国のアリス』に登場する「赤の女王 (ハートのクイーン) 」の言葉です。 「赤の女王仮説」は進化に関する仮説の一つで、「種・個体・遺伝子は生き残るためには常に進化し続けなければならない」事の比喩として用いられます。変化する環境に対し、生物は適応して進化しなければ生き残る事ができません。赤の女王仮説は敵対的な関係にある種同士の進化的軍拡競走などにも当てはまります。免疫系と病原体は敵対関係にあり、免疫系が病原体に何らかの形で対処しようとすれば、

    立体構造から予測されるデルタ変異株への抗体依存性感染増強 (ADE): Journal of Infectionに掲載された論文より|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/08/27
    結論としては、コロナワクチンを接種した人がデルタ変異株にさらされた場合にはADEが発生する可能性があるという事です。この潜在的なリスクは大量接種が始まる前から予測され、警告され続けていました
  • ヒト逆転写酵素はコロナウイルスのゲノム組込みを媒介できる: 米国科学アカデミー紀要に掲載された論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)

    RNAコロナワクチンが逆転写されてゲノムに取り込まれる事はあるのでしょうか。インターネット上などでも議論になっているのを見掛けます。前回の続きで「コロナウイルスが逆転写されてゲノムに取り込まれる可能性」を実験で検証した結果についてです。遺伝子配列と遺伝子組換えの解析の実際がどのようなものなのか。専門技術的な話になりますので少し難しいかもしれませんが、よろしければお付き合いください。 以下、米国科学アカデミー紀要に掲載された論文の続きです。 逆転写されたSARS-CoV-2のRNAは、ヒト培養細胞のゲノムに組み込まれることがあり、患者由来の組織でも発現することがある。 Reverse-transcribed SARS-CoV-2 RNA can integrate into the genome of cultured human cells and can be expressed in

    ヒト逆転写酵素はコロナウイルスのゲノム組込みを媒介できる: 米国科学アカデミー紀要に掲載された論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/08/15
    これらの結果から、SARS-CoV-2の配列はLINE1を介したレトロポジション機構によりヒト培養細胞のゲノムに組み込まれる事が分かります
  • コロナウイルスと逆転写: 米国科学アカデミー紀要に掲載された論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)

    コロナワクチンに関して「逆転写」の話題を時々見かけます。コメント欄を見ても興味を持たれている方が多いようです。「mRNAは核には入らないのでRNAワクチンは安全だ」または「RNAワクチンが逆転写されて染色体に挿入される事などまずありえない」という声も聞きますが、果たして事実でしょうか。結論から言えば、必ずしもそうとは言えないのです。今回から3回に渡ってはその逆転写についてのお話です。 まず、一人の人間を構成する細胞数は何十兆個というレベルになります。またRNAワクチンに含まれる脂質ナノ粒子の数も膨大です。それぞれがすでに天文学的数字です。スパイクタンパクのRNAが逆転写されたものが、その天文学的な数の中のたった数個の細胞のゲノムにでも取り込まれて、その細胞が免疫の監視を免れて生き残るとすれば、大きな問題となる可能性があります。「すべての細胞でRNAワクチンが効率よく逆転写されゲノムに取り込

    コロナウイルスと逆転写: 米国科学アカデミー紀要に掲載された論文から|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/08/15
    「mRNAは核には入らないのでRNAワクチンは安全だ」「RNAワクチンが逆転写されて染色体に挿入される事などまずありえない」という声も聞きますが、事実でしょうか。結論から言えば、必ずしもそうとは言えないのです
  • 初の病理解剖から分かった事|荒川央 (あらかわ ひろし)

    ワクチンを接種したために亡くなったと思われる方の病理解剖の論文が発表されました。論文中で著者自身が触れているように、そういった方の病理解剖の報告は今回がおそらく初めてのケースです。 First case of postmortem study in a patient vaccinated against SARS-CoV-2 Torsten Hansen et al. International Journal of Infectious Diseases. 2021 June https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1201971221003647 SARS-CoV-2の予防接種を受けた患者に死後調査を行った初めてのケース 以前は症状のなかった86歳の男性がBNT162b2 mRNA COVID-19ワクチンの初回接種を受け

    初の病理解剖から分かった事|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/08/01
    論文著者は抗体依存性感染増強 (ADE) という表現を使ってはいない (意図的にその表現を避けているようにも見える)のですが、起きた状況を判断すると、これはどうもADEが起こったように見える
  • コロナワクチン副反応の伝播を訴える声 (Hiro Satoさんへの返答3)|荒川央 (あらかわ ひろし)

    コロナワクチン接種者から他者への副反応の伝播はありうるのか? モデルナ社のmRNA技術のパイオニアであるルイジ・ウォーレン博士自らが「ワクチンシェディングは存在する。ワクチンを接種した人がスパイクタンパクを排出するのは事実だ」とTwitterに書き込みました。(ツイートは人への理由の説明無しに削除されてしまいました。) INVENTOR of mRNA says Vaccinated People are Shedding, Twitter 'Doctors' Fact Check and Ban his Account https://www.eutimes.net/2021/06/inventor-of-mrna-says-vaccinated-people-are-shedding-twitter-doctors-fact-check-and-ban-his-account/ Tw

    コロナワクチン副反応の伝播を訴える声 (Hiro Satoさんへの返答3)|荒川央 (あらかわ ひろし)
    paravola
    paravola 2021/07/23
    モデルナ社のmRNA技術のパイオニアであるルイジ・ウォーレン博士自らが「ワクチンシェディングは存在する。ワクチンを接種した人がスパイクタンパクを排出するのは事実だ」とTwitterに書き込みました