米テキサス州オースティンで2019年3月8日より開催中のデジタル社会や映画や音楽などメディアの総合イベントSXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)では「食」がトレンドとなっている。中でも日本勢が展示している「SUSHI SINGULARITY」(スシ・シンギュラリティ)は、究極までパーソナライズした新しい食の形を提案し注目を集めている。 スシ・シンギュラリティは「食」をデータ化し、食に革命を起こすことを掲げ、電通、山形大学、やわらか3D共創コンソーシアムなどが「OPEN MEALS(オープンミールズ)」というグループを組織して開発を進めている。シンギュラリティとは「特異点」のことで、人工知能(AI)において人間の能力を超える将来時点のことを指すことが多い。 オープンミールズのファウンダーで電通のアートディレクターである榊良祐氏は「AIだけでなく食にもシンギュラリティが来ると思っている。す