第一三共社長、国内体制の適正化へ−オルメサルタン特許切れなどに対応 医療介護CBニュース 11月4日(火)20時47分配信 第一三共の中山讓治社長は4日、東京都内で開いた経営説明会で、2016年10月に高血圧症治療剤「オルメサルタン」の米国での特許期間が満了するのに対応するため、今後は間接業務の削減や人員配置の見直しなどを図り、国内での事業運営体制の最適化に取り組む方針を示した。【松村秀士】 今期の米国での「オルメサルタン」の売上収益予想は980億円で、同社全体の売上収益見通し(9000億円)の1割強を占める。米国での同剤の特許切れで予想される減収要因などに対応するため、同社は国内での事業体制の最適化に着手する方針だ。具体的には、▽国内事業の自立的な運営▽間接業務の削減と機能集約による効率化▽組織体制の簡素化による意思決定の迅速化―を図るという。 さらに、原薬製造などを行う第一三共ケミ