県観光PRキャラクター「アルクマ」について、著作権の買い取り交渉を進めていた県は、所有するJR東日本から270万円で購入することで合意したと、10日の県議会環境商工観光委員会で報告した。今後は多様な活用が可能となり、首都圏と県を結ぶ高速バス路線でアルクマのラッピングバスも登場する予定だ。 アルクマは、JR東や自治体が2010年に展開した観光キャンペーンのイメージキャラクターとして登場。県がその後PRに利用し始めたが、使用規定が細かく定められ、商品化には使用料も発生していた。 県は、購入費に加えて、商標登録手続きやプロモーション展開などの費用3352万円を新年度予算案として今議会に提出。関連商品の売り上げを年間15億円と見込む。県によると、先月に合意に達した。