大手百貨店で米人気ブランド「CHAN LUU(チャン・ルー)」の偽物ブレスレットが販売されていた事件で、販売元の「マルヤマ商会」(静岡県)が百貨店側からブレスレットが偽物と指摘された後も別の百貨店で販売を続けていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。 マルヤマ商会で東京販売責任者を務める20代の男は卸元のアクセサリー業者から不自然な価格でブレスレットを仕入れており、警視庁生活経済課は男や業者が当初から偽物と認識していたとみて、商標法違反容疑での立件に向けて詰めの捜査を進めている。 捜査関係者によると、男らは昨年12月、東京都豊島区の西武百貨店池袋本店で、チャン・ルーの偽物のブレスレット2点を計2万7300円で販売し、チャン・ルーの商標権を侵害した疑いがもたれている。 西武百貨店側が同月20日ごろ、男に「販売されたブレスレットをチャン・ルーが偽物と鑑定した」と伝えたが、男は同月25日