台湾の知的財産法院(裁判所)は21日までに、日本のアダルトビデオ(AV)の海賊版DVDを販売したなどとして、著作権法違反の罪で男2人に懲役6月または罰金1日当たり千台湾元(約3400円)の有罪判決を言い渡した。被告は、懲役か罰金のどちらかを選ぶことができる。 台湾メディアによると、AVに著作権を認めた判決は初めて。従来は社会秩序や公益に反するとして認めていなかった。 判決によると、2人は台北市の店舗で、他者から買い取った海賊版DVDを1枚25~50台湾元で販売した。AVにもオリジナリティーがあり、世界貿易機関(WTO)メンバー同士の著作権は保護されるべきだとした。 日本メーカー側が告発。著作権を認めない判決を言い渡した昨年の一審判決を不服とし、検察が控訴していた。(共同)