こうした新たな動きを踏まえたうえで、今後は地方の経済活性化にとって弁理士の果たす役割が増大すると思われる。地方のブランド化を進めるうえにおいても、全国に1万人以上の会員を要する弁理士会の関与というものがますます求められる。 すでに地方における新たなサービスや商品、とくに最近話題の「ゆるキャラ」等に関しては、その商標登録等に際して、無料で事前の相談に応じてくれる弁理士会の方々の存在が高く評価されている。 今後とも、地域経済の振興にとって、弁理士会の果たす役割が重要度を増すと思われる。当面は、無料でのサービスが提供されることになってはいるが、こうした専門的なアドバイスに対しては、いつまでも無償ということにはならないだろう。 知的総合支援窓口が全国に設置されているが、こうしたサービスによって地域の新たな産業の発展が確実なものになっていけば、経済的恩恵も地域で感じ取れるようになるわけで、そうした暁