世界各国でモバイル端末関連の特許訴訟を続けているアップル(Apple)とサムスン(Samsung)の両社は、いっぽうで米連邦裁判所の指示のもと、和解に向けた話し合いも進めている。しかし、この和解交渉が順調に進んでいないことが両社の最新の進捗報告から明らかになった。 両社は先ごろ、この和解交渉に関する最新の報告を連邦裁判所に提出。この書類のなかで両社の法律顧問は、「これまでの和解交渉が失敗に終わっている」とし、さらに「相手企業の行動が和解をより困難にしている」と互いを非難しているという。 たとえばアップル側は、サムスン弁護団のジョン・クイン(John Quinn)弁護士がメディア関係者の前でアップルのことを「jihadist(ジハーディスト、聖戦主義者)」と呼び、同特許訴訟を「Apple's Vietnam(アップルのベトナム)」と表現したなどと同氏を非難。また、サムスンが特許ライセンス料の