【西川迅】日本原子力発電敦賀原発(福井県)直下の断層問題をめぐり、原子力規制委員会は1日、担当の名雪(なゆき)哲夫・原子力規制庁審議官(54)が事前に専門家会合の報告書案を原電役員に手渡し、漏出させていたと発表した。同日付で内規で最も重い訓告処分とし、更迭した上で出身元の文部科学省へ異動させた。 規制委によると、名雪審議官は1月22日午後3時ごろ、規制委庁舎内で原電の市村泰規常務ら3人と30分ほど面会し、その場で報告書案を手渡した。提供が原電側の要請か自発的かについて、規制委は「詳細は承知していない」としている。 面会は原電側からの申し込みで、名雪審議官が1人で対応した。電力会社側と面会する際、儀礼的なあいさつをのぞき、2人以上で対応するという規制委の内規に違反した。
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