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ブックマーク / note.golden-lucky.net (6)

  • 執筆・編集のためのGit(GitHub)ワークフローを考えてみた

    まとまった量の文章を執筆・編集するのにバージョン管理システムを使うことは、少なくとも技術文書においては特別なことではなくなりました。 原稿が汎用のテキストファイルの場合には、バージョン管理システムとして、GitやMercurialなどのソフトウェア開発用のツールを使いたいことが多いと思います。 実際、GitHubやGitBucketを利用して技術書やドキュメントの原稿を共同執筆するという話はとてもよく聞きます(知っている世間が狭いだけかもしれないけど)。 とはいえ文章の執筆・編集という作業には、プログラムのソースコードを開発する作業とは違う側面もいっぱいあります。 そのため、ツールとしてはソフトウェア開発用のバージョン管理システムを利用する場合であっても、そのワークフローについては、執筆・編集ならではの工夫が多少は必要なのかなと考えています。 もちろん、同じソフトウェア開発でもプロジェクト

    執筆・編集のためのGit(GitHub)ワークフローを考えてみた
    peketamin
    peketamin 2019/01/06
  • 技術書のレビューの経験則

    出版される前のの内容は、通常は著者や編集者に代表される「制作サイド」の人間にしか読まれない。 専門性の高いであれば査読とか監修といったプロセスを有識者にお願いすることはあるけど、そうしたお願いをするときには有償だったりカバーや袖に名前を出したりすることが多いので、これも「制作サイド」の一部とみなしていいだろう。 一方、基的に無償で、完成した書籍の献と謝辞への掲載くらいを前提に、あくまでもベストエフォートで発行前のの内容を見てくださいというお願いを第三者にすることもある。 この場合の第三者というのは、制作中の書籍の想定読者だったり、出版後の書籍を対象読者へ紹介してくれそうな立場の人だったりする。 このようなプロセスを制作に取り入れる習慣は、とくにここ数年のIT系の出版社ではめずらしくなくて、界隈では「レビュー」などと呼ばれている。 というわけで、技術書の制作における「レビュー」につ

    peketamin
    peketamin 2018/03/06
  • なぜ原稿をテキストで書かなければいけないのか

    これは編集とライティングにまつわるアレコレ Advent Calendar 2017の23日めの記事です。 原稿をどういう形式・記法で書くべきなのか、という質問をときどき受けます。 一瞬だけ悩むけど、だいたい答えはこうなります。 「記法はなんでもいいけど、できればテキスト形式で」 今日は、この答えの背景を話します。 まずは「なんでもいい」の部分から。 記法はなんでもいい 出版社や編集者によっては細かく原稿の記法を指定しているようですが、ぼくは特に原稿の記法を決めていません。 これは、そういう記法を決めることができずにここまできた、というのが正直な理由です。 つまり、ぼくの怠慢なんですが、なにも考えずに怠慢であったというよりは、積極的に怠慢になろうと考えた結果なので、そのへんを少し吐露してみます。 原稿の記法を決めるということは、執筆者の脳内にあるものを吐き出してもらうための形を決めるという

    peketamin
    peketamin 2017/12/24
  • 英語圏のIT系技術書ブランドについての雑感

    この記事はpyspa Advent Calendar 2017の6日めのために書きましたが、アマゾンアソシエイト目的です。 『退屈なことはPythonにやらせよう』が出た 2017年にブレイクしたPythonといえば、オライリー・ジャパンから発行された『退屈なことはPythonにやらせよう』ですよね。 実はこの、そのむかし、自分でも翻訳発行をひそかに検討していたのです。 当時の翻訳者候補の方とのDMをさかのぼってみたら、少なくとも2015年7月以前の話でした。 「非プログラマーでもプログラミングしようぜ」という趣旨で著された書は、わたし自身の書籍企画の方向性によくマッチしていました。 それで書に目を付けたのですが、いかんせん分量は多いし、Pythonは日だと入門者向け言語としていまいち盛り上がらないし(当時の話です)、なにより例題があんまりぐっとこないねという話で、そのときは企

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    peketamin 2017/12/06
  • k16's note: TeXと10年戦ってわかったこと

    世間では「TeX」と一口に言われているけど、実際には3つの異なる側面があります。10年以上TeXで何かやってきたわけだけど、「TeXはアレ」の質はこの3つがごちゃごちゃになってるとこかなと思ったりしているので、書いてみました。 マークアップ形式としてのTeX 組版エンジンとしてのTeX プログラミング言語としてのTeX TeXの話をするときって、これら3つが案外と区別されていないなあと感じることがあります。具体的には、組版エンジンとしての機能について言及している場面でマークアップ形式の話を持ち出されたり、マークアップの話をしているときに名前空間がないからダメといった感じでプログラミング言語として批判されたり、ようするに、あまり建設的ではない。 もちろん、TeXというエコシステムについて何か言うときにはこの3つが不可分で、それぞれを切り出して論じてもしょうがないんだけど、まあポエムなので気

    peketamin
    peketamin 2016/05/17
  • Re:VIEWで売り物の本を作ってみた(InDesign抜き)

    を作って出版する仕事をしています。 今回、はじめてRe:VIEWを実際の仕事に使ってみたので、忘れないうちに感想とメモを殴り書きしておきます。 ちなみに、作ったのは『エクストリームプログラミング』というです。 公式サイトのREADMEに「an easy-to-use digital publishing system for books and ebooks」とあるように、 Re:VIEWは日語の技術書をできるだけ簡単に作るための仕組みです。 テキスト原稿に比較的簡便なマークアップをマニュアルどおりに施し、全体の構造をYAMLに書けば、それなりに体裁が整った日語の技術書PDFを編纂してくれます。 同じソースからepubも出せます。InDesignへネイティブに取り込めるような出力もはけるので、テキスト原稿をInDesignに流し込んでバッチ組版とかも可能です。 自分が今回使ったの

    peketamin
    peketamin 2015/06/29
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