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ブックマーク / researchmap.jp (17)

  • (再掲)「哲学を学ぶなら岩波文庫を全部読め」を信じてはいけない理由

    (2018年に「知の見取り図」というwebサイトからインタビューを受けて公開された(少し反響もあった)ものなのだけど、どうも家のサーバーがずっと落ちているようなのでこちらに転載することにしました。インタビューの文脈としては「哲学科の学生は岩波文庫を全部読め」といった趣旨のことを言っている先生がいたので私は全く反対ですという意見をtwitterに書いたら多少バズってしまってそれで依頼が来たのだと思う。インタビュアーの方も政治哲学の知見をかなり持っている方で楽しくお話しできました。) 以下、文 小難しいを何冊も読むことが哲学を始める最初の一歩として相応しいわけではない。どんな順番でどんなを読んだら良いのか、それらを推薦する理由は何か。慶應大学で倫理学を教える長門さんからお話を伺った。 目次 [hide] 1 自己紹介とこれまでの経緯 2 哲学や倫理学にまつわる偏見 3 長門さんの研究内

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    peketamin 2024/11/08
  • 【ご報告】馬場紀寿「研究倫理上の問題に関する申入書」について

    拙著『ブッダという男』の「あとがき」に端を発し、馬場紀寿先生(東京大学教授)が、2024年2月1日付けで、拙論(清水[2016])に研究倫理上の問題があるとして佛教大学仏教学会に申入書を送付して、当方に「追補」を請求していました(申入書は馬場先生のresearchmap上で公開)。 その後、佛教大学仏教学会において一月弱に渡り対応に関する協議が行われ、2024年2月29日付けの書面にて、当方に、馬場先生の「追補」の請求を差し置いたうえで、『佛教大学仏教学会紀要』の紙面上で馬場先生に回答として反論するスペースを与えるという連絡がありました。 (追記:当初の佛教大学仏教学会側からの研究倫理違反の告発をするかどうかについて明記が無かったので、問い合わせたところ、佛教大学仏教学会から「調査義務を負わない」という驚くべき返答を受けました…) 2017年から始まる馬場先生の「研究不正の言いがかり」によ

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    peketamin 2024/03/01
  • 寳来 俊介 (Shunsuke HORAI) - マイポータル - researchmap

    Yoshito Hirata, José M. Amigó, Shunsuke Horai, Kazuhiko Ogimoto, Kazuyuki Aihara Chaos: An Interdisciplinary Journal of Nonlinear Science 31(10) 103105-103105 2021年10月  査読有り

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    peketamin 2024/02/03
  • 私が学生に「大規模災害のときにSNSで何もするな」と伝えた3つの理由

    昨朝(2018/06/18),大阪で震度6弱の地震があり,朝からテレビSNSで様々な情報が流れていました。それに伴って各地の災害状況,インフラの状況,驚いたことなど様々な情報が拡散(リツイート)されています。情報の拡散の背景には「自分にもできることは」と考えて,とにかく役に立つ情報を流して(広げて)いこうという気持ちがあるんだろうと思います。たしかにこういうとき,当然のことながらいろいろな人がいろいろな仕事をして復旧や救援などにあたっていますし,私でもこういうときにどうしたらいいか考えることはあります。ですが,とりあえずの結論として,当事者性の低い場合が多いであろう学生には「SNSでは何もするな」と伝えました。以下その理由です。 ちなみに私は大学教員なので直接(口頭で)伝えたのは学生ですが,もっと対象を広げてもほぼ同じことだと思います。 理由1:いつも正しい情報を適切なタイミングで流せる

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    peketamin 2024/01/06
  • 呉座勇一さんの訴訟と和解についての一私見

    1.呉座さんの訴訟と和解の概要およびその意味 すでに周知の事実ですが、さる2023年9月末、2021年3月に発覚した呉座勇一さんのネット上の差別的な数多の暴言をめぐる騒動と、そこから派生した訴訟について、続けざまに大きな進展というか結末が示されました。国際日文化研究センターで内定していた准教授への昇任を撤回された呉座さんが、日文研の上位機関である人間文化研究機構に対し起こした地位確認の訴訟と、呉座さんの一件をめぐって出されたオープンレター「女性差別的な文化を脱するために」が、呉座さんの名誉を毀損したものであるという訴訟が、相次いで和解したのです。 その結果は、呉座さんは助教として日文研に復帰(再度准教授承認が内定しなおしたのかどうかは分かりません)し、名誉毀損訴訟は呉座さんの側が訴えを取り下げ、オープンレターが呉座さんの名誉を傷つけるものではないとの同意をして、和解したものでした。ただし

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    peketamin 2023/10/15
  • 小出 裕章 (Hiroaki Koide) - マイポータル - researchmap

    M. Fukae, N. Murakami, N. Hirota, K. Sueda, B. Nisio, H. Koide, H. Kanematsu, K. Utano

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    peketamin 2023/09/17
    シミュレーションや歴史、報告がメイン?既存研究への反論、反証研究はないのか…
  • 大学の授業でチャットGPTをどう扱うかについての覚え書き

    1 はじめに 前回このブログを使ったのは3年前のちょうどこの時期のようです。コロナ禍で少し遅れてオンラインで授業が始まって、授業準備をしているときにコロナ関連の情報をまとめておこうと思って書いた記事でした。で、その後3年がたち、コロナ禍は一応区切りを迎えているわけですが、新学期の授業を始めるにあたっていろいろ考えなければならないという意味ではそのときと同じような状況が(もちろんいろんな意味で位置づけは違うのですが)再び…。 ということで、チャットGPTの話です。すでによく知られているようにこのアプリが登場したのは昨年11月、時期的には2022年度後期にすでに広まっていた可能性はあったし、実際アメリカの大学では一足早くレポートでの利用なんかが問題になったりしましたが、実質的にはこの4月から始まる2023年度が、日の大学にとってチャットGPT元年ということになるのだと思います。 具体的な話に

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    peketamin 2023/04/16
    めちゃめちゃ納得のいく話だった。
  • 大貫智子「韓国文化を楽しむなら加害の歴史に向き合うべきか」(毎日新聞)の記事削除について

    一橋大学大学院社会学研究科准教授 加藤圭木 一橋大学名誉教授 吉田裕 はじめに 2023年1月15日(日)に毎日新聞「政治プレミア」に有料記事として、政治部記者の大貫智子氏のコラム「韓国文化を楽しむなら加害の歴史に向き合うべきか」(現在は削除。以下、「大貫コラム」とします)が掲載されました。 「大貫コラム」は、加藤圭木監修、一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール編『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』(大月書店、2021年、以下ゼミ書籍とします)、および同ゼミの学部生が2022年11月19日(土)に開催した学園祭のイベント「モヤモヤのその先へ〜みんなで話し合う「日韓」のモヤモヤ」(於一橋大学、オンライン配信併用、以下学園祭イベントとします)をとりあげたものです。 以下で述べるように「大貫コラム」は加藤ゼミ側への取材をしていない上に内容面でも不適切な点がありましたので、毎日新聞社に対してその旨

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    peketamin 2023/02/17
  • 山内 翔太 (Shota Yamauchi) - マイポータル - researchmap

    福岡県福岡市生まれ。九州大学文学部仏文学研究室を卒業後、京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻宗教学専修にて氣多雅子教授・杉村靖彦准教授(当時)の指導を仰ぎ、修士号を取得する。修士論文では、ベルクソンの習慣論について『物質と記憶』を中心に研究した。その後、ベルクソンに止まらず、メーヌ・ド・ビラン以来のフランス・スピリチュアリスムと呼ばれる系譜、とりわけフェリックス・ラヴェッソン、ジュール・ラシュリエ、エミール・ブートルー、モーリス・ブロンデルなどの研究に手を広げ、現在博士論文を執筆中である。同博士後期課程指導認定退学後、甲南大学非常勤講師(現職)を務め、現代思想を教えている。 前述のフランス近現代哲学の他、ビラン、ラヴェッソン、ベルクソンと浅からぬ関係を持つ西田幾多郎を中心に、京都学派の哲学も研究してきた。近年は、彼等が或る種の前提としていた近代的「宗教」概念が歴史上制度的にも大きな問題と

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    peketamin 2022/01/22
  • 『漢文法基礎』存疑 - researchmap

    序 加地伸行氏の著『漢文法基礎:当にわかる漢文入門』(以下「書」)は、当初二畳庵主人の筆名で受験指導大手Z会の機関誌に連載され、1977年に増進会出版社から単行された『漢文法基礎』に基づいて、2010年10月に講談社学術文庫の一冊として復刊された漢文の指南書である。稿は、私の手元にある(2012年4月第10刷)に基づいて記述している。 私は教師業を始めた2012年ころに、学生に推奨できる手ごろな指南書を探すなかで、多くの大学の漢文講読の授業のシラバスに参考図書として挙げられているのを見て、書を入手して読みはじめたが、その内容に疑問を覚えるところがあった。以来、私は自信をもって学生に書を推奨することができなかったが、2021年現在、書はやはり多くの大学のシラバスに参考図書として挙げられている。 そのような状況からして、私が推奨せずとも、学生が書を読んで知識を得ている可能性があ

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    peketamin 2021/07/27
  • 荒木 健太郎 (Kentaro ARAKI) - マイポータル - researchmap

    「自由研究ってどうやればいいの?」とお困りのご家庭・学校のために「科学的な自由研究」の取り組み方をまとめました。自由に印刷して配布等できます。ご活用ください。 雲や天気をテーマとした自由研究への取り組み方は『すごすぎる雲の自由研究ガイド』で紹介しています。こちらもあわせてご活用ください。 https://researchmap.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/298076/4e5c7c3cd05cb4b56513801850d091e1?frame_id=709963

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    peketamin 2021/07/22
  • 加藤 賢 (Ken Kato) - 渋谷に召還される〈渋谷系〉——ポピュラー音楽におけるローカリティの構築と変容—— - 論文 - researchmap

    加藤 賢 巻 24 号 1 開始ページ 17 終了ページ 34 記述言語 日語 掲載種別 研究論文(学術雑誌) DOI 10.11385/jaspmpms.24.0_17 リンク情報 DOIhttps://doi.org/10.11385/jaspmpms.24.0_17URLhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/jaspmpms/24/0/24_17/_article/-char/ja/ ID情報 DOI : 10.11385/jaspmpms.24.0_17 エクスポート BibTeX RIS

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    peketamin 2021/04/08
  • 日本学術会議会員の任命拒否について私の考えるところ

    2020年10月4日 日学術会議会員の任命拒否について私の考えるところ 松沢裕作 内閣総理大臣が、日学術会議が推薦した次期会員のうち、6名の任命を拒否したことについて、思うところを書きます。 この問題は、まず法律の問題、形式の問題として問われるべきです。すでに幾人かの法律家から、「推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」という法の形式において、内閣総理大臣が推薦を拒否することは、原則的にはできないのではないか、という疑義が呈されています。菅内閣総理大臣は、法に違反した手続きをとったのではないかが問われるべきです。 次に、この首相の措置が不当であると考えられるのは、「推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」という法の形式において、「推薦に基づかず」任命をおこなわなかった場合には、かなり重い説明の責任が、任命しなかった側に発生するだろうということです。今回の非・任命について、6名のみに、合

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    peketamin 2020/10/04
  • 東大情報学環大澤昇平氏の差別発言について - researchmap

    東京大学大学院情報学環特任准教授の大澤昇平氏(@Ohsaworks)が、11月20日にtwitter上で行った差別発言について書きます。この件については、11月24日に情報学環長名ですでに以下のような文書が出されています。 しかし残念ながら、上記の文書からは誰がどのような言動を行い、それがなぜ問題なのかということがわかりません。筆者(明戸)は現在同じ大学、同じ部局の特任助教であり(ただしプロジェクト雇用なので部局そのものの運営等には関わっていません)、また差別やヘイトスピーチにかかわる研究者でもあります。こうしたことをふまえて、ここでは明戸個人の立場から、今回の経緯および論点を整理し、自身の立場を明らかにしておこうと思います。

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    peketamin 2019/11/24
  • コードの神話 - researchmap

    IoTとかデータシェアリングとかにとって肝要なのはちゃんとしたコードや識別子(ID)の設計と運用である。ところがこのコードに関してある種の思い込み(ここでは神話といおう)があって、それが”いい”コードの普及の障害になっている。そこで、わたしなりにこのコードの神話を書き記そう。 コードと識別子(ID)はどちらもなんらかの事象・事物を識別するために用意する一意の記号である。抽象的な事物につけるときはコード、具体的な事物なつけるときは識別子(あるいは単に番号)というようである。コードは相対的には量が少なく固定的で、識別子は量が多く動的(追加や削除が多く行われる)ものとされる。コードはコード間で関係をもつことがある(たとえば上位コード下位コード関係)が、識別子はない。 ちなみにIMI共通語彙基盤では、コードとIDという別のクラスであるが、その違いは上の関係の有無と表記の有無である。 ただ、一般用語

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    peketamin 2016/01/21
  • 証明の主要部分にコンピューターによる計算が含まれる数学の定理 - researchmap

    証明の主要部分にコンピューターによる計算が含まれる数学の定理としては四色定理[Appel & Haken 1977]が有名ですが、それが最初ではありません。整面凸多面体の分類の完成[Zalgaller 1967]があります。前者が当時話題になったのと比べると、後者はほとんど話題になりませんでした。なぜでしょう? 分野の違い:四色定理はグラフ理論の問題ですが、整面凸多面体の分類は三次元ユークリッド幾何学の問題です。当時は計算幾何学が流行る前ですから、グラフ理論と比べてユークリッド幾何学が古臭い終った分野と思われていたのかもしれません。手法の違い:四色定理の証明で使われたのは、グラフ上の一種の整数計画法です。整面凸多面体の分類で使われたのは三次元ユークリッド空間上の数値計算です。当時は、コンピューターを使って数値計算をしても当たり前と思われたのかもしれません。発表の形態の違い:AppelとHa

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    peketamin 2016/01/06
  • 人工知能学会関係者の皆様へ - researchmap

    私自身は社会学の大学院生ではありますが、ジェンダー論は聞きかじった程度で専門ではありません。しかし、友人にたまたま人工知能学会会員の研究者がおり、今回問題になった表紙が選定された意図や経緯などを聞いて議論することができたため、今後の参考になることをまとめたほうが良いのではないかと思いました。 人工知能学会の関係者の方向けに書いておりますので、社会学や関連分野の方が読んでもこれでは足りないと感じるかもしれません。しかし、この件を巡る議論を見ていて、基的な事項を確認することこそ重要なのではないかと思いました。また、この文章が意図していることは、相手の言い分を逐一論破したり謝罪を要求したりするものではありません。なぜ批判されたのか?どうすればよかったのか?という疑問に多少なりとも答えるためのものです。 1.ジェンダー論の基的テーゼ 今回の件についての質的なすれ違いとして、「問題が何かが共有

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    peketamin 2013/12/30
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