今回、さまざまな自治体の選挙を巡ってまいりましたが、9月9日に行われる沖縄県知事選の中で最もカオスな自治体は、間違いなく「石垣市」だと思います。本当は取材する予定がなかったのですが、横川圭希さんと一緒にやっている「confess」のプロジェクトにたくさんのご支援をいただき、どうにか飛行機代を捻出することができたため、石垣市議選を追いかけることができました。冷戦が終わり、北海道を中心に配備されていた日本の自衛隊を南西諸島に配備し直す計画が進んでいるため、日本屈指のリゾート地である石垣島が「自衛隊の街」に変わり、観光産業にマイナスの影響を及ぼす可能性が出ています。それもまた「島の方々の選択」ということになりますが、とても切ないものがあります。 今年の石垣市議選は定数22に対し、30人が立候補する選挙となりましたので、9月9日に行われる統一地方選の中では「激戦」ということになります。前回も29人