ライザ・ルーの展示風景(10月27日まで)。約15×7mの壁面を覆う大型作品は圧巻だ。細かなビーズをシート状にして制作。Photograph by Matthew Hermann ニューヨーク、香港、ソウルでギャラリーを展開し、注目の現代アートを取り扱い話題を呼んできたリーマン・モーピンがチェルシーに新しいギャラリーを開いた。今回、オープンしたギャラリーは約790㎡という広々とした空間が特徴だ。 このこけら落としを飾ったのは、世界の数々の美術館から出品をオファーされている話題のアーティスト、ライザ・ルーの個展。ガラスビーズを使用した立体作品で知られる彼女の最新作を、自然光がたっぷり入る清々しい空間で堪能できる。チェルシーのアート散策の際に必ず立ち寄りたいスポットがまたひとつ増えた。
<根強い人気を誇るコンバースの「チャック・テイラー」。その由来になった元セミプロ選手が体現したアメリカンドリームとは> その人物の名前が付いたスニーカーを履いたことがある人は多いだろう。私もその1人だ。これまで何足持っていたか覚えていない。最初の1足は小学生の頃。今も自宅の靴箱に、新しいのが1足入っている。13歳の娘も最近、赤色のそのスニーカーを買った。おしゃれなのだと言う。娘の友人たちもみんな同じように思っている。 「チャック・テイラー」と名付けられたスニーカー(日本ではオールスターという呼び名で知られている)が登場したのは第二次大戦前のこと。このテイラーという人物は、マイケル・ジョーダンのような有名スポーツ選手だったわけではない。有力シューズメーカー、コンバースのスニーカーに名前を冠することになったのは、アメリカ屈指のセールスマンとしての功績のたまものだろう。 テイラーは1901年にイ
最先端の電子技術を洗練された造形美で表現するカシオの「オシアナス」に、180年もの伝統を誇る江戸切子のブルー・ベゼルを備えた限定モデルが再び登場しました。 カシオは先進的で独創的なハイテクウォッチによって新時代を拓く一方で、日本のさまざまな伝統工芸とコラボした特別モデルを発表してきました。 今年は「オシアナス・マンタ」のベゼルに江戸切子をアレンジ。スイスで3月に開催された国際時計宝飾展示会のバーゼルワールドでデビューしましたが、世界限定1500本がたちまち完売。この高い人気を追い風として、第2弾の限定モデルが登場しました。 江戸切子は、その名称が示すように江戸時代末期に誕生。およそ180年にもおよぶ歴史をもつガラスの彫刻技法です。この第2弾では、江戸切子を前面に押し出すスタイルではなく、あくまでも時計の佇まいに調和したシンプルかつ繊細な直線文様の「千筋」を採用。これを不連続なパターンでカッ
アーティストの感性とメゾンの職人技の競演、エルメスの展覧会『眠らない手』の第二期がスタート 2018.11.19 文:青野尚子 アナスタシア・ドゥカがジョンロブのスタッフとともにつくった靴。「これはジョンロブの集団としてのアイデンティティなのです」とアナスタシア。 展示風景 ©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Fondation d'entreprise Hermès 東京・銀座メゾンエルメスなどに展示スペースをもち、長年アート分野のサポートを行っているエルメス財団。その活動のひとつに「アーティスト・レジデンシー」と呼ばれるものがあります。経験を積んだアーティストがメンターとなって有望な若手アーティストを選び、皮革やテキスタイルなどエルメスの工房に滞在しながら作品制作を行うというもの。その成果を報告する展覧会『眠らない手』のVol. 2が、銀座メゾ
プレイステーションのアドベンチャーゲーム「風ノ旅ビト」の展示。迫力ある大画面で、ゲームの製作過程がよくわかる。photo: ©Victoria and Albert Museum, London かつては子ども向けだったビデオゲーム。しかしプロのゲーマーが出現し、スマホのゲームが日常となったこの数十年で、ビデオゲームは「全世代」のものとなった。こうした状況を踏まえて、V&A博物館で『ビデオゲーム、デザイン/プレイ/ディスラプト(かく乱)』展が開催に。現代デザインの重要分野としてゲームを考察する。 展示は3つのコーナーで構成。「ニュー・デザイナーズ」と題したコーナーでは話題のゲームの製作過程をCGやメモとともにていねいに解説する。次に人々の意識の変化と社会的影響を検証するコーナー。展示の最後は新旧さまざまなゲームを楽しめるゲーセンが出現する。真面目に遊んでゲームをひも解く、大人も楽しい企画だ
例えば、ビヨンセは単にファンを多くもつ女性歌手ではない。作家のロクサーヌ・ゲイを始め、フェミニストたちは、彼女を「神」と呼ぶ。引退が記憶に新しい安室奈美恵の盛り上がりも宗教的な熱狂そのもの。 女性歌手たちは、現代における信仰の対象。ディーヴァ多神教時代である。 筆者にも信仰対象とする歌手がいる。シャーデー・アデュ。ナイジェリア出身で英国で活動する黒人女性ボーカル。彼女を中心とするグループ、シャーデーには、カルト度の高さを自覚するファンが多い。筆者もその一人。 ファティマは、そんなシャーデーの信者にとって見逃せない存在だ。スウェーデン出身、英国で活動ののち現在、ニューヨークを拠点とする女性黒人歌手。まだキャリアは長くない。やっと2枚目のアルバムとなる。浮遊感のあるサウンド、憂いを帯びたボーカルといわれると無視できない。 シャーデーに比べれば、昼対応型である。ふわふわとしたエレクトロニックなト
Pen×ヱビスのスペシャルイベント「和フレンチのおもてなし体験教室」に、Pen読者16組32名様をご招待。 2018.11.19 文:Pen編集部 一日限りのPen×ヱビススペシャルイベント「和フレンチのおもてなし体験教室」が2018年12月16日(日)にパナソニックが運営するライフスタイルのコミュニティスタジオ「リライフスタジオ フタコ」(二子玉川 蔦屋家電2階)にて開催されます。 当日は、ヱビスの最高峰「ヱビス マイスター」と限定醸造の「ヱビス 薫るルージュ」などをゆったりとお楽しみいただきながら、特別講師として代官山の人気フレンチレストラン「Le japon(ル・ジャポン)」オーナーシェフの中田耕一郎氏を迎えて、クリスマスやお正月など、年末年始のおもてなしに最適なメニューを味わえる料理教室を開催。ヱビスを味わいながら、食材にこだわった中田氏の‟日本フレンチ”料理を味わえるイベントです
祝誕生70周年! 白馬に集まった新旧500台に「ランドローバー愛」の深さを知りました。 2018.11.12 文:サトータケシ 写真:Pen編集部 爽やかな秋晴れという常套句がこれほどふさわしい天気は、1年のうちに数日しかないでしょう。2018年10月13日、長野県白馬村は素晴らしい青空に恵まれました。ヨーロッパの景色のように感じるのは、北アルプスの山並みを望んでいることともうひとつ、新旧様々なランドローバー車が500台近くも集まったからです。 「ランドローバー」というモデルが初めて世間の目にふれたのは、1948年4月30日のアムステルダム・モーターショーでした。本国イギリスをはじめ、世界中で70周年記念イベントが開かれましたが、この秋、日本でも白馬村のスキー場で“70歳のお誕生会”が開かれたのです。1台でも存在感が大きいランドローバー車ですから、500台も集まる光景は壮観です。 ここで、
秋深し。ポルシェのオープン2シーター、718 ボクスター GTSで連休を利用して軽井沢を走り回ってきた。紅葉に彩られた鬼押(おにおし)ハイウェーや浅間白根火山ルート、碓氷(うすい)峠あたりを走って、その距離ざっと800km。エンドレスでエンドルフィン分泌な夢見心地のあまり、こんなに運転で濃密な時間を過ごしたのは、いつぶりぐらいだろうって考えちゃったよね。 マニュアルの3ペダルを1日運転して疲労感でぶっ倒れそうになっていても、降りた瞬間、猛烈に後ろ髪が引かれてまた走り出したくなる、あの感じ。このクルマのシート越しに感じる、低音でドッドッドッと脈打つ水平対向4気筒エンジンの鼓動が愛おしくて離れがたくなるんだな。エンジンを切ってもクーリングファンが回っていて、サイドのエアベントからグォォと空気を吸い込んでいる。 押し出しの強さとコケティッシュな魅力が同居したフロントに、車重バランスのよさをうかが
男が惚れるめっぽう強い韓流スター、マ・ドンソクがアームレスリングの頂点を目指す『ファイティン!』 2018.10.26 文:細谷美香 「気は優しくて力持ち」という言葉が世界でいちばん似合う男、マ・ドンソク。丸腰でゾンビと戦う『新感染 ファイナル・エクスプレス』、斧を持つヤクザを素手でなぎ倒す刑事を演じた『犯罪都市』で、マ・ドンソクの虜になったという人も多いのではないしょうか。この『ファイティン!』で演じるのは、幼い頃に貧しさゆえに韓国からアメリカへと養子に出された男、マーク。クラブの用心棒として、日々孤独に働いていた彼はスポーツ・エージェントと名乗る若い男にスカウトされ、韓国に戻ってかつての夢だったアームレスリングの世界で頂点を目指します。 素晴らしい肩の筋肉を「メロン肩」と呼ぶらしいのですが、マ・ドンソクの場合はもはや「スイカ肩」かもしれません。その立派な筋肉が躍動するさまを存分に拝める
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く