統合失調症と診断された長女を長期監禁し衰弱死させたとして、両親が逮捕される事件が大阪で起きました。社会も含めた病気への無知や偏見を事件の背景にみる人が少なくありません。誰でもなる可能性があり、100人に1人弱が生涯で発症するこの病気を、みなさんと考えます。 〈事件概要〉 統合失調症と診断された長女(33)に十分な食事を与えずに死なせたなどとして、大阪地検は1月、大阪府寝屋川市に住む両親を監禁と保護責任者遺棄致死の罪で起訴した。起訴状や取材によると、長女は小6で学校を休み始め、中学は通っていない。両親は少なくとも07年から長女を自宅のプレハブの小部屋に監禁したとされる。小部屋は、内側から開けられず、監視カメラが設置されていた。長女は昨年1月ごろから、急激にやせ衰えたが、両親は、小部屋の室温を適切に管理したり、医師に診せたりしないまま、昨年12月に凍死させたとされる。発見時の長女の体重は19キ
![統合失調症を考える 100人に1人弱が生涯で発症:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/902fbf3831af333b2e1d30a6dff6c1ae7f271064/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20180312000961_comm.jpg)