10万円給付で8.9兆円増 組み替え案を閣議決定―補正総額25兆6914億円 2020年04月20日20時50分 補正予算案の閣議決定後に記者会見する麻生太郎財務相=20日午後、財務省 政府は20日午後、全国民への現金10万円の一律給付を盛り込むために組み替えた2020年度補正予算案を閣議決定した。補正の一般会計総額は7日に決めた同案から8兆8857億円増え、25兆6914億円。27日にも国会へ提出し、月内の成立を経て、5月中の現金給付開始を目指す。 減収者支援、仕切り直し 「30万円給付」と別制度で―与党 国民1人当たり10万円を給付する費用として12兆8803億円を計上。組み替えにより増えた歳出の財源は全て赤字国債の追加発行で賄う。20年度補正の赤字国債発行額は23兆3624億円で、補正として過去最大の発行額となる。 麻生太郎財務相は閣議決定後に記者会見し、10万円の給付について「なる