Spamhaus Project(スパムハウスプロジェクト)は、コミュニティベースでサイバーセキュリティに関する脅威インテリジェンスを分析、無償提供するグローバルな非営利組織だ。今年で20周年を迎えるその脅威インテリジェンスは、現在およそ30億のメールボックス(=メールアカウント)を、スパムメールやフィッシングメールなどから保護するのに利用されているという。 さらにISPやセキュリティベンダー、政府機関などへのデータ提供を商用サービスとして行う企業、Spamhaus Technologyも設立されている。今年5月には、このSpamhaus Technologyと日本のセキュリティソリューションベンダーであるPIPELINE Securityが新たなパートナーシップ契約を締結し、PIPELINEが日本国内およびアジア圏内での販売総代理店を務めることになった。 今回はSpamhaus Proj