このスライドはSlidevで作られており、以下のレポジトリで公開しています https://github.com/riya-amemiya/amemiya_riya_slide_data/tree/main/frontend_conf_tokyo_2025
はじめに こんにちは。カミナシでソフトウェアエンジニアをしている tokuse(@stomy_13) です。 私が所属するチームが開発している現場帳票システム『カミナシ レポート』では、一部のアプリケーションで状態管理ライブラリの Zustand を使用しています。併せて Zustand の Immer middleware も使用しています。開発を進める中で Immer の内部実装を調査する機会がありました。 Immer は React の状態管理や Redux などと組み合わされて使われることが多く、多くの開発者に愛用されています。しかし、その便利さの裏にある仕組みについて詳しく知っている方は意外と多くはないと思います。 この記事では、Immer がどのように実装されているのか、その内部構造や仕組みのコア部分を簡単に解説します。 Immer とは Immer は「不変性を持つデータ構造
Websockets are powerful tools that have become a fan-favorite for building realtime applications, but you might be using them for all the wrong reasons. Let's explore the pitfalls of websockets and how we can use plain old HTTP to get the same job done. What’s a WebSocket? If you’re new to web development or you haven’t heard of a WebSocket before, they’re a way to open a two-way communication cha
「N 文字以上 / 以内」みたいなことを言われたときに考えること. 「文字」とは? 単に「文字」と言っても, それが指しているものが何かは自明ではない. 符号単位 (code unit) JavaScript の場合, 文字列は UTF-16 としてエンコードされている*1ので, そのエンコードの単位である 16 bit ごとに分割するというのがこの方法. .length で取得できるのはこの符号単位の数で, .slice() に与えるのも符号単位で数えたインデックスとなっている. > "あいうえおABCDE".length 10 > "あいうえおABCDE".slice(0, 5) "あいうえお" ところで Unicode には 16 bit で表せる数以上の「文字」 (U+0000 〜 U+10FFFF) が含まれるので, UTF-16 では 1 つの符号単位で表せない「文字」は 2
はじめに こんにちは。昨年の10月にカミナシに入社したソフトウェアエンジニアの tokuse です。 気が付けば入社してから既に半年以上経っており、光陰矢の如しで驚愕しています! カミナシではフロントエンドを TypeScript で開発しています。そんな中、先日 Object.keys() の仕様に起因する不具合が発生し、その際に Object.keys() が返す配列の順序に関する仕様について詳しく知りました。当稿ではその仕様について説明します(ECMAScript 最新前提です)。 はじめに 問題となった処理 Object.keys() の仕様 まとめ 余談 おわりに 問題となった処理 まず、問題となった処理をサンプルコードで紹介します。次のコードは、オブジェクトの数値キーのうち最大値を取得しようとした処理です。 type UserId = number; type User = {
Why is Prettier rock solid?I've always wondered why Prettier is so good. Yes, it learnt from gofmt what to do (note that gofmt doesn't indent, which is the hard part). Yes, it was announced in a real life conference, which helped get the initial momentum behind it. All that is fine, but what was a bit inexplicable to me is its quality. You might disagree with the defaults (I like them. The only on
株式会社ソニックムーブ エンジニアグループ ソリューションユニット マネージャー 家永 稔之 2011年にソニックムーブに入社。個人ではJavaScriptとTypeScriptを用いて、「swf2js」や「Next2D」の開発を手がける。業務のリモート化をきっかけに地元の消防団に所属し、防災活動として月に数回、消防車両に乗って地域の巡回を行う。 X GitHub Animation Tool かつてインタラクティブなWebコンテンツを支えた「Adobe Flash」。「Adobe Flash Player」は2020年12月末でサポートを終了し、ほとんどのコンテンツはすでに姿を消しました。そんなFlashコンテンツ(SWF)を最新のHTML環境で再生可能にする、オープンソースのJavaScriptライブラリが「swf2js」です。ソフトウェアエンジニアの家永稔之さんが開発し、2015年に
AWS、高速起動にこだわった軽量なJavaScriptランタイム「LLRT」(Low Latency Runtime)をオープンソースで公開。AWS Lambdaでの利用にフォーカス Amazon Web Services(AWS)は、実験的な実装としてサーバレス環境のAWS Lambdaで使うことにフォーカスした軽量なJavaScriptランタイム「LLRT」(Low Latency Runtime)をオープンソースで公開しました。 LLRTはRustで開発され、JavaScriptエンジンにはQuickJSを採用しています。 LLRTの最大の特徴は、現在のJavaScriptランタイムにおいて性能向上のために搭載されているJITコンパイラをあえて搭載せず、よりシンプルで軽量なランタイムとして実装することで高速に起動することにこだわっている点です。 これにより(Node.jsやDenoや
Pagefind is a fully static search library that aims to perform well on large sites, while using as little of your users’ bandwidth as possible, and without hosting any infrastructure. デモとして、このブログに Pagefind を導入してみました。ヘッダーの検索アイコンをクリックすると検索フォームが表示されるので、キーワードを入力して検索してみてください。 使い方 Pagefind は構築済みの UI ライブラリと、CLI コマンドとしてインデックスを作成するためのツールから構成されています。まずは UI ライブラリの部分から見てみましょう。 UI ライブラリ Pagefind の UI ライブラリは、検索フ
ウェブ上でJavaScriptを実行してバグが発生した場合、ブラウザに内蔵されている開発者ツールを使ってデバッグすることがよくあります。そうしたブラウザでのデバッグにおいて役立つテクニックをNetflixでフロントエンドの開発に携わっているアラン・ノルバウアーさんがまとめています。 67 Weird Debugging Tricks Your Browser Doesn't Want You to Know | Alan Norbauer https://alan.norbauer.com/articles/browser-debugging-tricks ◆高度な条件付きブレークポイント 開発者ツールの「ソース」タブにはデバッガーが用意されており、JavaScriptの任意の行にブレークポイントを設定することで実行を一時停止して変数やコールスタックの中身を確認できます。ブレークポイントを
タイトル通り、JavaScriptツール群「UnJS」にどんなライブラリが存在するのかをひたすら見てみよう! という記事です。 本当は全て紹介しようと思ったのですが、全75個あり、1つの記事に入れるとあまりにも多すぎるので、この記事では2023年11月4日時点のStar数の順に沿って上位30個を紹介していきます。それ以降のリポジトリは別の記事で紹介していますので、気になった方はこの記事の後に読んでみてください。 UnJS とは UnJSは、Nuxt 開発チームが中心となって開発・メンテナンスされている、あらゆるJavaScriptフレームワーク上で統一的に動作するユーティリティーツール・ライブラリ群です。 UnJSというプロジェクトが何であるかについては、2022年11月に公開された講演映像「UnJS: Nuxt 3 behind the scenes by Pooya Parsa」を観て
Vector is an open source javascript library for creating interactive graphics. View the repository, run the tests, or meet the team. Examples Tutorials Notice The masterbranch of this project is currently unmaintained. Development continues on the development branch on the repository. Thank you for your patience. About Welcome! Vector.js is a Javascript library for creating interactive graphics. T
JavaScriptのランタイム、Bunのv1.0がリリースされましたね 🎉 さて、僕がメインとなって開発しているHonoはBunと関係があるので、その話をします。 hono Express or KOA Bunのリリース時に使われた動画がかっこいいです。まるでApple。 この中で作者のJarredから肉まんのパスを受けるのがBunのDeveloper AdvocateでZodの作者のColinです。彼は「Web APIを作るためのフレームワーク」として以下のように言いました。 hono Express or KOA おおー。Express、Koaより前に来てていい感じですね。上記で貼ったリリースノートには順番が変わってますが、しっかりと名前が出てます。 Bun is tested against test suites of the most popular Node.js pack
型は型、どうもかわしんです。SQLite では型は絶対ではなく、あくまでも尊重です。信用しすぎると裏切られます。 最近 Rust で SQLite をフルスクラッチで再実装しています。 github.com なるべく本家の SQLite と compatible にするために SQLite のドキュメントやコードを読んで挙動を理解しながら作っています。これを作ることになった経緯はこの記事で紹介していますが、その過程でいろいろ知らなかった面白い仕様や実装があったので紹介していきたいと思います。今回はその第一弾です。 kawasin73.hatenablog.com データ型と Type Affinity SQLite のドキュメントの中で、今の所一番面白いのがこれです。 www.sqlite.org まず、SQLite の内部的には 5 つのデータ型しかありません。 NULL INTEGER
JavaScriptランタイムのBun、インストール不要の実行ファイル生成が可能に。Webpackより200倍以上高速とするバンドラがβ版、Puppeteerにも対応 サーバサイドで実行可能なJavaScriptランタイム「Bun」は、5月に登場したバージョン0.6で、Bunをインストールすることなく、配置することでアプリケーションを実行できる単独の実行ファイルを生成できる「bun build」機能が搭載されました。 同じくバージョン0.6で高速なバンドラ「Bun Bundler」もβ版となり、6月に登場したバージョン0.6.7ではDiscordのボットを操作するDiscord.jsやWebブラウザを操作するPuppeteerなどの動作も確認されています。 下記はBunの開発者であるJarred Summer氏のツイート。 Standalone executables are coming
sugarheart.utgw.net イベント支出記録君は、同人誌即売会などでの支出をすぐに記録するためのツール。プリセットに金額を登録しておけば、ワンボタンで支出を記録することができる。CSVダウンロード、TSV形式でのコピー、URLシェアなど、いろいろな方法でデータをエクスポートできる。 下にあるのは、先日のイベントでの自分の支出記録が確認できるURL。 https://sugarheart.utgw.net/event-expenses-tracker/#3AAtzwAAAYeIkjSMzQH0oM8AAAGHiIwcRM0B9KDPAAABh4iIiQ3NAligzwAAAYeIhB9GzQH0oM8AAAGHiEjof80B9KDPAAABh4hGZ8LNA+igzwAAAYeIRHAXzQH0oM8AAAGHiELJ080B9KDPAAABh4hAf3jNASygzwAAAY
人気のJavaScriptバンドルツール「webpack」の開発はなぜ終わり、後継として「Turbopack」の開発が始まったのか。開発者がその理由を語る 複数のJavaScriptやTypeScriptの依存関係などを解決し、コードやフォント、画像などのリソースなどをまとめるバンドルツール(あるいはモジュールバンドラやビルドツールなどとも呼ばれます)は、多数のライブラリやコンポーネントなどを用いてチームで開発するWebアプリケーションの開発には欠かせないツールとなっています。 そのバンドルツールの代表がwebpackです。約4万人のITエンジニアによるアンケート結果が示された「State of JavaScript 2022」でもwebpackはGulpやViteなどを抑えて最も人気のあるバンドルツールとなっています。 参考:「State of JavaScript 2022」公開。利用
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